年末の恒例行事、年賀状の準備はお済みでしょうか?
弊社のハガキ印刷には、オンデマンド印刷とオフセット印刷のハガキ2種類があります。どちらとも仕上がりサイズは同じですが、一体何がどう違うのか今ひとつわからない、といった方もおられるのではないでしょうか。今回はハガキ印刷のオンデマンドとオフセットを比較検証してみました。
オンデマンドとオフセットは印刷工程や印刷機が違うため、印刷の仕上がりに若干の違いがでます。まずは、実際の印刷物を比較してみましょう。

左の画像はオンデマンド印刷とオフセット印刷でそれぞれ出力した拡大画像です。
オンデマンド印刷でも、家庭用プリンターやコピー機と比較すると格段に綺麗な仕上がりとなります。遠目に見比べればオフセット印刷と見比べても見劣りしません。
ですが、細部を拡大すると、曲線やグラデーション、陰影といった部分では、オフセット印刷との品質の違いが見て取れます。

またオンデマンド印刷は印刷機と用紙の特徴上、ベタや平網部分はムラやピンホールが発生しやすくなります。
ヴァンヌーボやしこくてんれいなど表面に独特のテクスチャのある用紙は、特にムラが目立つため広範囲にインクを載せたデザインの場合は注意が必要です。
写真や細やかなイラストなど画像を美しく表現したい場合には、細部表現に強い「オフセット印刷」をオススメいたします。
オンデマンドはオフセットよりも選べる用紙が多いというのが最大の魅力です。

オンデマンドは、「コート紙」「サテン金藤」などのオフセットでも対応している用紙だけでなく、「ヴァンヌーボ」や「ミセスB-F」といった高級用紙や独特な風合いが人気の「しこくてんれい」「竹はだGA」「タントN-8」などの特殊紙も選べます。
また、コート紙180kgが「50部¥3,674~(1営業日以内出荷)」に対し、ヴァンヌーボVGスノーホワイト195kgが「50部
¥3,465~(3営業日以内出荷)」と少ない料金差で、様々な用紙をお試し頂けるのもオンデマンドならではです。
オンデマンド対応用紙の一例

ファインペーパーの風合いを持つ高級印刷用紙。
» 50部¥3,465~

羽のような特殊繊維を混抄した上品な風合い、肌合いをもつ和紙風の用紙。
» 50部¥3,542~

上品で美しいパールトーンの輝きを持つファンシーペーパー。
» 50部¥3,905~
写真では、用紙の色や質感を完全には再現できません。用紙をもっとじっくりご覧頂きたい方は、無料の資料請求で用紙サンプルをご請求ください。
オフセット・オンデマンドともに、宛名を印字したり、ミシン目を付けたりと多数のオプションを追加することができます。対応するオプションをまとめてみました。

DM作成の際にオススメのオプションは、文字をバリアブルに印字できる宛名印字、連番印字、バリアブルテキスト印字などのオプションでしょう。部数の多いハガキはこういったオプションを利用することで、宛名のラベル貼りなどの作業を短縮することができます。
また、角を丸く切り落とす角丸加工は、柔らかい雰囲気の仕上がりとなり、招待状やグリーティングカードなどにオススメです。
特別感を演出するなら「箔押し加工」「エンボス加工」がオススメです。オンデマンド印刷商品なら、「クリアトナー加工」という特殊加工にも対応しています。
これらの加工をプラスして、付加価値の高い印刷物を作成することも可能です。
オプションを使用したハガキの一例


オプション以外の仕様も比較してみました。
オンデマンド印刷のポストカードサイズの場合、200部まではメール便での発送になります。メール便発送の場合「代金引換」がお選び頂けないという点は注意が必要です。
ハガキ印刷を軸に、さまざまな面からオンデマンド印刷とオフセット印刷の長所短所をまとめてみましたがいかがでしたか。一概に"こっちが良い"というものではないですが、用途・仕様に合っているのはどちらなのか、長所短所をご理解頂き、ご都合に合わせてご利用ください。
ハガキ印刷Q&A
ハガキ印刷に関する主な疑問、質問を集めました。
- 「お年玉付き年賀はがき」や「通常はがき(郵便はがき)」の印刷はできますか?
- お年玉付き年賀はがきやかもめ~る・通常はがきへの印刷は、承っておりません。
ポストカード印刷は「私製はがき」となりますので、宛名面に郵便番号欄などが必要な場合はお客様の方で作成して頂く必要がございます。宛名面のテンプレートをご用意しておりますのでご利用ください。 - オンデマンド印刷とオフセット印刷は同じテンプレートで大丈夫ですか?
- ハガキサイズのテンプレートは、オンデマンドでも、オフセットでも同じもので構いません。
>ハガキ印刷のテンプレート