商品・加工別の印刷データ作成方法/注意点
フェイスペイントシール印刷 データ作成ガイド
カットパスが必要な場合
目次
定型サイズのシート内に、複数のデザインを付け合わせできます。
カットパスが必要な商品
対応アプリケーション
- Adobe Illustrator
(一部最新機能は除く) 対応バージョン
テンプレートをご用意しています
定型サイズ(A4/A5/A6/A7)のテンプレートデータをご用意しております。
下記リンクよりダウンロードいただけます。データ作成にご利用ください。
共通の注意点
ハーフカット仕上げ用のカットパスが必要です
カットパスとは
シールの切り込み(断裁位置)を指示する線のことです。
お客様のご希望の形に断裁できる商品(シールや自由カット商品)に関しては、「カットパス」にて断裁位置を明確にしていただく必要があります。
カットパスは、Illustratorの
「ペンツール」・「図形ツール(長方形ツールなど)」
で作成いただけます。
作成方法については、このページ内のデータ作成の注意点・カットパス作成のコツをご確認ください。
カットパスの数え方
カットパスは、一筆書きで閉じられたパス(クローズパス)を1点と数えます。(アンカーポイントの数は関係ありません)
右図の「C」の様に一筆書きに閉じられたパス(クローズパス)を1点として数えます。また、「A」の様に2つのカットパスが重なっている場合は2点と数え、「B」の3本と合わせて、右図のカットパス合計は6本となります。
- パスを数える
- [ウィンドウ]→[ドキュメント情報]
- パレットオプションの「オブジェクト情報」からご確認いただけます。

データ作成の注意点(カットパスが必要な場合)
カットパス部分は「ハーフカット」加工を行います
一筆書きに閉じられたカットパスをもとに、台紙からは切りはなさず、シール部分のみの切り込み(ハーフカット)を行います。
カットパスの位置・間隔について
複数カットパスを作成する場合
- カットパスの位置
- 断裁(仕上り)線よりも5mm以上内側にカットパスを配置してください。
- カットパスの間隔
- それぞれのカットパスは、2mm以上あけて配置してください。
- 塗り足し/文字切れ
- 【個々のカットパス】カットパスから1mm以上はみ出す様に塗り足しを作成、1mm以上内側へ文字等を配置してください。
- 【シート全体】シート全体に背景をデザインされるなど、塗り足しが必要な場合は、断裁(仕上り)線よりも3mm程度はみ出す様に背景を配置してください。
ハーフカット1点(自由カット)の場合
1データにつきカットパスは1点のみです。それ以上のカットパスは作成しないでください。また、カットパスは必ずクローズパス(閉じられている)ことをご確認ください。
- カットパスの配置
- 断裁線よりも5mm以上内側にカットパスを配置してください。
- カットパスの間
- 細長い形状など、デザインの幅が2mm以下のデザインは対応できません。
- 塗り足し・文字切れ
- 【カットパス】カットパスから1mm以上はみ出す様に塗り足しを作成、1mm以上内側へ文字等を配置してください。
- 【シート全体】シート全体に背景をデザインされるなど、塗り足しが必要な場合は、断裁(仕上り)線よりも3mm程度はみ出す様に背景を配置してください。
カットパスデータの作成について
カットパスは、太さ1ptの黒(K100%)の線で作成してください
カットパスの、パスの線幅は1pt、色は黒(K100%)で作成してください。

カットパスは、別レイヤー(カットパス専用レイヤー)に分けてください
カットパスは、デザインするレイヤーとは分けて作成していただく必要がございます。
カットパスは必ず、テンプレートの、「カットパス」レイヤーに作成してください。

アピアランス効果によって作成されたカットパスは反映されません
効果(スタイライズやワープなど)を使用して作成されたカットパスは、カットに反映されません。カットパスとして反映させる為にはアピアランスの分割を行ってください。
- アピアランスの分割
- [オブジェクト]→[アピアランスを分割]

カットパスの形状にご注意ください
※右図は適切でない場合の例です。
カットパスの形状において一見美しいパスに見えている場合でも、拡大すると
・パスが重なっている場合
・パスが輪になっている場合
などは、スムーズにカットできずに思わぬ形状になったり、不自然に尖った形状になってしまいます。
カットパスは、できるだけシンプルで滑らかな形状にしていただく必要があります。

※カットパスの形状が複雑な場合はカットできない場合がございます。複雑なカットをご希望の際は事前にお問い合わせください。
お問い合わせフォームへ
カットパスの大きさについて
単純な形のカットパスであれば、最も小さいもので、約1cm角まで切り込み(ハーフカット)が行えます。
※小さすぎるもの、または複雑なカットパスで作成されますと、カットできない場合がございます。
カットパスの角は90度以上あることを推奨します
カットパスは鋭角にせず、できるだけ滑らかな曲線で作成してください。
カットパスの形状が直線的な鋭角の場合、剥離紙からはがす際、裂け/破れが発生しやすくなります。
カットパス作成のコツ
シンプルなカットパスほど美しく仕上がります
美しくカットを行う為、カットパスのアンカーポイントは可能な限り減らしてください。
形をあまり変えずにアンカーポイントを減らすにはスムーズツールが便利です。
- スムーズツール
- [ツールパレット]→[スムーズツール]
スムーズツールで対象となるカットパスをなぞる事で、アンカーポイントが減り曲線が滑らかになります。(図2参照)

パス自体を単純化する事でもアンカーポイントを減らす事が出来ます
- パスの単純化
- [オブジェクト]→[パス]→[単純化]

白版について
フェイスペイントシールは透明なメディアに印刷します。白インキで印刷する箇所には、白版の作成が必要となります。
ご注文時にオプション選択画面にて白版の有無をご選択ください。(「白版なし」「全面白版有り」または「部分的白版有り」)

白版なし、または面全体に白版を印刷する場合(白版データ入稿不要)
白版は不要または、面全体に白版を印刷する場合は白版データのご入稿の必要はありません(白版なし・全面白版有り)。プロセス(CMYK)データのみご入稿ください。
部分的に白版を印刷する場合(白版データ入稿必須)
透明の部分を残したい場合または、白色でデザインする場合など、部分的に白版を印刷する場合は、プロセス(CMYK)データとは別に白版用データ(IllustratorまたはPhotoshopで作成)のご入稿が必須となります。
部分的に白版を作成する際のデータについて
プロセスカラー(CMYK)データ
白色でデザインする場合や、透明(PPシートのまま)にする場合はオブジェクトを配置しません。
白版データ
プロセスデータを配置している部分・白で印刷したい部分には必ず白版データを作成します。
(弊社指定の特色で塗りつぶし)
プロセスデータと白版データ 印刷のイメージ
- フルカラーと白色の位置がわずかにずれる場合がございます。予めご了承ください。
- 白版データ内にカットパスデータ(ハーフカット用の加工位置の指示)は不要です。
白版データの作成方法 アプリケーション別の注意点
白版データの作成方法は、各アプリケーション別にご説明しております。
アプリケーション | 形式 | 作成方法を確認 |
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AI・EPS | Illustrator作成方法 |
![]() |
PSD・EPS | Photoshop作成方法 |
フェイスペイントシールの無料サンプルをご用意しています
実際に印刷された色をご確認される場合は無料の資料請求をご利用ください。
※ご請求の際には追加希望商品サンプル欄にてフェイスペイントシールを選択してください。