
チケットの作り方とは?
作成ツールの機能、種類、ポイント等を解説!
チケットの作り方
イベントや催し物の成功には、魅力的なチケットが欠かせません。ここでは、初めての方でも安心して進められるチケット作成の基本的な手順を解説します。デザインの検討から印刷方法の選択まで、一連の流れを把握し、効果的なチケットを作りましょう。
用途と種類を決める
まず、チケットの作成において最初に行うべきは「用途の明確化」です。イベント入場券、抽選券、ドリンク券など、目的によって必要な情報やデザインが異なります。また、チケットの種類には、片面印刷、両面印刷、ナンバリング付きなど多くの形式があります。用途に応じた仕様を選ぶことで、見やすく使いやすいチケットに仕上がります。さらに、サイズ(例:170×54mmなど)も用途に応じて最適な寸法を選定しましょう。これにより後のデザインや印刷がスムーズに進みます。

チケットのサイズを決める
チケットのサイズと加工方法を決定します。チケットのサイズに明確な規格はなく、発行元によって自由なサイズが設定されています。とはいえ、ユーザーにとって持ち運びや管理がしやすいように、長財布に入る大きさで作成されることが多いようです。
そのほか、四角形ではなく、円形やハート型など、個性的な形状で特別感を演出する方法もあります。
加工方法では、ミシン目の有無、角丸加工、PP加工(ラミネート)、箔押し、エンボス加工などがあります。セキュリティ面では、ホログラム、特殊インク、ウォーターマークの追加も検討します。予算と必要な機能を総合的に判断し、最適な組み合わせを選択することが重要です。

ウエーブでは、
最小:50×100mm~最大:75×210mmの範囲
で、お好きな縦横比でチケットを作成いただけます。

印刷方法を決める
チケットの印刷方法には、家庭用プリンター、複合機、コンビニ印刷、出力ショップ、印刷会社などの選択肢があります。少量であれば家庭用プリンターで十分ですが、大量印刷や特殊加工が必要な場合は印刷会社に依頼します。用紙の種類、厚さ、仕上がりの品質、コスト、納期を総合的に判断して最適な方法を選びます。セキュリティが重要な場合は、ホログラムや特殊インクを使用できる印刷会社を選ぶ必要があります。
- セルフ印刷:自宅やオフィスのインクジェットプリンターやレーザープリンター、複合機などで印刷します。小部数で急ぎの場合や、コストを抑えたい場合に適しています。プリンターの性能や用紙の種類によって仕上がりが左右されます。断裁は自分で行う必要があります。
- 印刷会社への依頼:大部数や高品質な仕上がりを求める場合に最適です。ミシン目加工やナンバリング、特殊加工など、セルフ印刷では難しい加工も可能です。

デザインデータを作成する
デザインソフトウェアを使用してチケットの外観を作成します。印刷会社に印刷を発注する場合は、印刷会社が指定する方法に沿ってデザインデータを作成します。
デザインする際は、重要な情報を読みやすく配置し、ブランドイメージに合うカラーと フォントを選択します。QRコードやバーコードの挿入、ミシン目の位置、通し番号の配置も考慮します。デザインが完成したら、印刷品質を確認するため実際のサイズで印刷テストを行い、文字の可読性や色合いを確認しましょう。内容に間違いがない校正し、問題がなければ本番の印刷(または印刷の発注)をします。
| 選択肢 | こんな人におすすめ |
|---|---|
| オンラインツール | Canva、Adobe Expressなど。デザインテンプレートから選んで手軽に作成したい方。無料のツールを使いたい方。 |
| Office系ソフト | Microsoft Word/PowerPointなど。使い慣れたソフトで簡単なチケットなら作成したい方。 |
| DTPソフト | Adobe Illustrator/Photoshopなど。ご自分でオリジナリティの高いものを作成したい方。 |
| デザイナーに依頼 | 制作会社や印刷会社、フリーランスなど。プロフェッショナルな仕上がりを求める方。 |
チケットに必要な項目
チケットを作成する際は、必要な情報を漏れなく記載することが重要です。基本項目としては「イベント名」「開催日時」「会場名」「価格」「座席番号」「問い合わせ先」などがあります。また、用途によっては「QRコード」「バーコード」「通し番号」「整理番号」なども必要になります。
加えて、注意事項やキャンセル規定なども明記すると安心です。視認性を考慮し、フォントサイズや配置にも配慮しましょう。特に番号や日付などの重要項目は、強調表示や余白の活用により、見やすくすることがポイントです。これらの要素を適切に整理して配置することで、情報の伝達性が高く、使いやすいチケットになります。
| チケットの種類 | 記載する情報 |
|---|---|
| 抽選券 | キャンペーン名、抽選日、抽選番号、主催者、当選発表方法、有効期日など |
| イベントチケット | イベント名、開催日時、会場名と住所、チケット番号(座席番号)、チケット料金、主催者など |
| 引換券 | 引換対象、引換場所、引換期間と期限、発行元、引換方法・条件、引換券番号など |
| 入園券 | 施設名、入園日・有効期限、チケット種別(大人/こども など)、料金、券番号、発行者など |
ウエーブのチケット印刷では、オプションで「バーコード印字」「連番印字」「バリアブルテキスト印字」に対応しています。「バリアブルQRコード」も対応できますのでお気軽にお問い合わせください。
ミシン目・通し番号が入ったチケットを自作する方法
ミシン目や通し番号が必要なチケットは、自作も可能ですがやや難易度が高めです。
まず、IllustratorやWordでデザインを作成し、ミシン目位置に点線を引きます。通し番号はExcelとの連携や、番号挿入機能を使って自動化が可能です。
印刷後、ミシン目カッターなどで手作業で加工しますが、数が多い場合はかなりの手間になります。また、印刷ズレやカットミスが発生しやすいため、仕上がりにムラが出ることも。
そのため、正確で美しい仕上がりを求めるなら、専門の印刷会社に依頼するのが現実的です。印刷会社なら、ミシン目やナンバリングの加工も高精度で対応可能なため、安心して任せられます。

チケットを印刷会社で印刷するメリット
プロの技術と専用の機械を用いることで、家庭用プリンターでは再現できない鮮やかな色彩、細部の表現、そして用紙の種類の豊富さを実現できます。イベントのブランドイメージを高め、参加者に良い第一印象を与えることができるでしょう。
次に、ミシン目やナンバリングなどの特殊加工を施せる点も大きなメリットです。これらはイベントの運営を効率化し、不正防止にも繋がります。印刷会社であれば、これらの加工を正確かつ美しく施すことが可能です。
また、大量印刷に対応できることも見逃せません。数百枚、数千枚といった単位のチケットも、短期間で安定した品質で印刷してもらえます。これにより、イベント準備の時間を大幅に節約し、他の重要な業務に集中できます。

さらに、印刷に関する専門知識がなくても、プロのサポートを受けられるというポイントもあります。デザインデータの調整から用紙選び、最適な印刷方法の提案まで、経験豊富なスタッフがアドバイスしてくれるため、安心して任せることができます。最終的なコストも、トータルで考えると自作するよりも抑えられる場合があるでしょう。イベントの成功を左右するチケットだからこそ、プロに任せるメリットは大きいと言えます。
チケットの作り方に関するQ&A
チケット印刷に適した紙質は?
チケット印刷には適切な紙質の選択が重要です。厚みと種類の2つの側面からおすすめの用紙をご紹介します。
厚みは連量90kg~135kg程度が適しています。この範囲の厚みであれば、適度なコシがあり、扱いやすく、印刷もきれいに仕上がります。ミシン目加工をする場合にも適しています。
連量180kg程度の厚めの用紙を選ぶと、よりしっかりとした印象になり、高級感を演出できます。コンサートや演劇などの特別なイベントのチケットに適しています。官製はがきと同じくらいの厚さです。
連量70kg程度の薄手の用紙も使用されることがありますが、耐久性には劣ります。大量に配布するイベントのチケットなどに適しています。コピー用紙が64kg程度なので、それよりは厚いですが、コシは弱めです。
色彩の再現性を求めるならコート紙(光沢あり)、高級感を演出したいならマットコート紙(光沢なし)がおすすめです。そのほか、演出したいイメージによって紙種を選ぶことで、完成度がアップします。
ウエーブでは、紙サンプルをご用意しております。無料サンプル請求フォームからお取り寄せいただき、実際に手触りや厚みをご確認ください。
チケットのサイズに一般的な種類はありますか?
チケットに「このサイズでなければならない」という厳密な規定はありませんが、イベントの種類や用途に応じて一般的なサイズがあります。
例えば、コンサートや演劇のチケットでは、財布や定期入れに収納しやすい60mm×150mm程度や70mm×180mm程度がよく用いられます。半券を切り離すタイプでは、全体でこのサイズに収まるようデザインされます。小型のイベントやドリンク券などでは、50mm×90mmの名刺サイズに近いものも使われます。デザインのしやすさや、印刷のコストも考慮して、最適なサイズを選ぶと良いでしょう。

無料のチケット作成ツールでおすすめのものはありますか?
無料で使えるデザインツールであれば、「Canva(キャンバ)」や「Adobe Express」が特におすすめです。豊富なデザインテンプレートが用意されており、ドラッグ&ドロップの直感的な操作で簡単にプロフェッショナルなデザインを作成できます。イベントの種類に応じたデザインが見つかりやすく、文字や画像を自由に配置できるため、オリジナリティの高いチケットが作れます。(デザインテンプレートによっては有料)
その他、Microsoft の「Word」や「PowerPoint」なども、チケット作成に利用できます。こちらも簡易的ではありますがデザインテンプレートが用意されており、「テンプレート検索(楽しもうOffice)」や「Office365のCreate」からもダウンロードできます。

チケット印刷ならWAVE
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チケット印刷はミシン目1本込みの価格です。追加料金でミシン目の数を増やすこともできます。チケットに欠かせない「連番印字」や「バリアブルテキスト印字」はもちろんのこと、「箔押し加工」や「エンボス加工」「孔開け加工」「表面加工(PP貼り)」にも対応しています。 - 最短翌日出荷
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