ビジネスの現場では、チラシやパンフレット、名刺など、さまざまな印刷物が日常的に活用されています。営業活動や販促キャンペーン、イベント運営にいたるまで、印刷物は企業のコミュニケーションに欠かせないツールです。
しかし、いざ発注するとなると「どんなデザインが効果的なのか」「用紙やサイズの選び方がわからない」と頭を悩ませる方も少なくありません。
さらに、実際に印刷物を受け取る消費者の方がどのようなデザインに心を動かされるのかは、発注する側にとっても非常に気になるポイントではないでしょうか。
そこで今回はNEXERと共同で、全国の男女822名を対象に「印刷物の発注とデザイン・販促効果」についてのアンケートをおこないました。
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「印刷物の発注とデザイン・販促効果に関するアンケート」調査概要 調査手法:インターネットでのアンケート 調査期間:2026年2月18日 ~ 3月1日 調査対象者:全国の男女 有効回答:822サンプル 質問内容: 質問1:あなたは仕事で印刷物の発注または制作に関わったことがありますか? 質問2:あなたが過去に発注したことがある印刷物を教えてください。(複数選択可) 質問3:リーフレット(折パンフレット)を発注する際、困ったことや迷ったことはありますか? 質問4:どのようなことで困ったり迷ったりしましたか?(複数選択可) 質問5:どのようなことで困ったり迷ったりしたか具体的に教えてください。 質問6:イベントチケットや引換券などを発注する際、デザイン面で最も重視したポイントは何ですか? 質問7:それを重視した理由を教えてください。 質問8:あなた自身が、イベントのチケットを受け取った経験について伺います。受け取ったチケットのデザインで「これは良かった!」「テンションが上がった」と感じた要素はありますか?(複数選択可) 質問9:店頭POP・店内POP・卓上POPなどを発注した目的は何でしたか?(複数選択可) 質問10:あなた自身がお客として店舗を訪れた際、思わず「目を引かれた」「購入したくなった」POPやチケットのデザインはどのようなものでしたか?(複数選択可) ※原則として小数点以下第2位を四捨五入し表記しているため、合計が100%にならない場合があります。 |
目次
- 質問1:あなたは仕事で印刷物の発注または制作に関わったことがありますか?
- 質問2:あなたが過去に発注したことがある印刷物を教えてください。(複数選択可)
- 質問3:リーフレット(折パンフレット)を発注する際、困ったことや迷ったことはありますか?
- 質問4:どのようなことで困ったり迷ったりしましたか?(複数選択可)
- 質問6:イベントチケットや引換券などを発注する際、デザイン面で最も重視したポイントは何ですか?
- 質問8:あなた自身が、イベントのチケットを受け取った経験について伺います。受け取ったチケットのデザインで「これは良かった!」「テンションが上がった」と感じた要素はありますか?(複数選択可)
- 質問9:店頭POP・店内POP・卓上POPなどを発注した目的は何でしたか?(複数選択可)
- 質問10:あなた自身がお客として店舗を訪れた際、思わず「目を引かれた」「購入したくなった」POPやチケットのデザインはどのようなものでしたか?(複数選択可)
- まとめ
質問1:あなたは仕事で印刷物の発注または制作に関わったことがありますか?

はじめに、仕事で印刷物の発注や制作に関わった経験があるかどうかを聞いてみました。
その結果「ある」と回答した方は13.4%、「ない」と回答した方は86.6%でした。仕事で印刷物に関わった経験のある方は全体の約1割にとどまっており、多くのビジネスパーソンにとって印刷物の発注は日常的な業務ではないことがわかります。
質問2:あなたが過去に発注したことがある印刷物を教えてください。(複数選択可)

続いて、仕事で印刷物の発注経験がある方に、過去に発注したことがある印刷物の種類を聞いてみました。
最も多かったのは「名刺」で42.7%でした。次いで「チラシ・フライヤー」が41.8%、「リーフレット(折パンフレット)」が35.5%という結果になりました。
名刺やチラシといった日常的にビジネスシーンで使われる印刷物が上位を占めている一方で、「店頭POP・店内POP」(14.5%)や「イベントチケット・入場券」(6.4%)など、特定の目的に紐づく印刷物は発注経験者がやや少ない傾向が見られました。
こうした印刷物は発注機会が限られるぶん、初めての発注で迷いやすい分野ともいえるでしょう。
質問3:リーフレット(折パンフレット)を発注する際、困ったことや迷ったことはありますか?

続いて、リーフレット(折パンフレット)の発注経験がある方に、発注時に困ったことや迷ったことがあるかを聞いてみました。
その結果「よくある」が2.6%、「たまにある」が15.4%で、合わせて17.9%の方が何らかの困りごとを経験していることがわかりました。
一方で「あまりない」が56.4%、「まったくない」が25.6%と、8割以上の方は大きなトラブルなく発注できていることもうかがえます。
とはいえ、リーフレットはチラシに比べて折り方や用紙選び、仕上がりサイズの検討など考慮すべき要素が多い印刷物です。特に初めて発注される方にとっては、選択肢が多いぶんハードルを高く感じやすいのではないでしょうか。
質問4:どのようなことで困ったり迷ったりしましたか?(複数選択可)

続いて、リーフレット発注時に困った経験のある方に、その具体的な内容を聞いてみました。
最多となったのは「仕上がりサイズと展開サイズの関係がわかりにくい」と「用紙の種類が多すぎて選べない」で、ともに28.6%でした。リーフレット特有の仕様に関する悩みが上位を占める結果となりました。
そのほか「どの折り方が自分の用途に合うかわからない」「『折パンフレット』と『フライヤー+折り加工』の違いがわからない」「料金体系がわかりにくい」「データの作り方がわからない」「納期の計算がわかりにくい」がそれぞれ14.3%と、悩みのポイントは幅広い項目にわたって分散しています。
質問5では、どのようなことで困ったり迷ったりしたか具体的に聞いてみたので、一部を紹介します。
- コストと発注方法がわからない(50代・男性)
- 複雑な工程で納期が把握しきれなかった(60代・男性)
- どのようなデザインが印象に残るか悩む(70代・男性)
- ビジュアル想像力がないので、出来上がりのイメージがしにくい。(50代・女性)
- どんなものが適切かわからなかった(40代・女性)
サイズや用紙の選択肢の多さに戸惑う声が目立つ一方で、「コストがわかりにくい」「仕上がりのイメージが湧かない」といった、より実感に根ざした悩みも浮かび上がりました。
リーフレットの発注は、仕様に関する知識だけでなく実際の経験値も求められる場面が多いようです。
質問6:イベントチケットや引換券などを発注する際、デザイン面で最も重視したポイントは何ですか?

続いて、イベントチケットや引換券の発注経験がある方に、デザイン面で最も重視したポイントを聞いてみました。
最も多かったのは「必要情報の見やすさ・わかりやすさ」で46.2%でした。次いで「受け取った人の印象に残るデザイン」と「コストパフォーマンス(低価格でもそれなりに見える)」がそれぞれ23.1%となりました。
チケットや引換券は、日時・会場・条件などの情報を正確に伝える実用的な役割を持っています。そのため、デザインよりも「一目でわかること」が優先される傾向にあるようです。
質問7では、それぞれの回答理由について聞いてみたので、一部を紹介します。
「必要情報の見やすさ・わかりやすさ」
- 最初に目を引かないと、見てもらえないからです(50代・男性)
- わかりやすさが重要(40代・女性)
- 目的が果たせること(70代・男性)
「受け取った人の印象に残るデザイン」
- デザインが良いことは当たり前(50代・男性)
- キャッチーなものでないと、目を引かない(50代・男性)
- 捨てないように(50代・男性)
「コストパフォーマンス(低価格でもそれなりに見える)」
- 安くて、見やすいデザインにしたいので(70代・女性)
- 経費の節約(70代・男性)
- コスパ重視(50代・男性)
限られた予算の中で、情報の伝わりやすさとデザイン性をどう両立させるかが、発注担当者の共通した課題といえそうです。
質問8:あなた自身が、イベントのチケットを受け取った経験について伺います。受け取ったチケットのデザインで「これは良かった!」「テンションが上がった」と感じた要素はありますか?(複数選択可)

ここからは視点を変えて、受け取る側の消費者としての体験を聞いてみました。 イベントチケットを受け取った際に「これは良かった!」「テンションが上がった」と感じたデザイン要素について調査しました。
最も多かったのは「シンプルで洗練されたデザインだった」で27.5%でした。次に「アーティスト・出演者の写真やイラストが素敵だった」が15.7%、「色使いやグラデーションが美しかった」が15.0%と続きました。
注目すべきは、華やかな装飾よりもシンプルで洗練されたデザインが圧倒的に支持されている点です。この結果は、発注側が重視している「わかりやすさ」とも通じるものがあります。
チケットは手にした一瞬で印象が決まるアイテムだからこそ、情報が整理されたすっきりとしたデザインが好まれるのでしょう。
質問9:店頭POP・店内POP・卓上POPなどを発注した目的は何でしたか?(複数選択可)

続いて、店頭POP・店内POP・卓上POPなどの発注経験がある方に、その発注目的を聞いてみました。
最も多かったのは「キャンペーン・セール情報の告知」で41.2%でした。続いて「新商品・新メニューのPR」が35.3%、「ブランドイメージの向上」が23.5%でした。
POPは、店舗における「もう一人の販売員」とも呼ばれる存在です。キャンペーン情報の告知が最多となった結果からも、タイムリーな情報をお客様の目に届けるための重要な販促ツールとして、多くの店舗でPOPが活用されていることがわかります。
質問10:あなた自身がお客として店舗を訪れた際、思わず「目を引かれた」「購入したくなった」POPやチケットのデザインはどのようなものでしたか?(複数選択可)

最後に、消費者として店舗を訪れた際に「目を引かれた」「購入したくなった」POPやチケットのデザインについて聞いてみました。
最も多かったのは「シンプルで洗練されたデザイン」で20.6%でした。次いで「色使いが鮮やかで目立つもの」で19.8%、「写真やイラストが魅力的なもの」で18.7%と、上位3つは僅差で並びました。
チケットのデザインでは「シンプルさ」が突出して支持されていたのに対し、POPの場合は鮮やかな色使いや手書き風のデザインなど、多彩な表現手法が同程度に評価されている点が特徴的です。
POPは店頭という限られた空間で瞬時にお客様の目を引く必要があるため、シンプルさだけでなくさまざまなデザインアプローチが効果を発揮するのでしょう。
まとめ
今回の調査では、印刷物の発注経験者は全体の約1割にとどまり、リーフレットの発注時にはサイズや用紙選びに悩む声が多く聞かれました。
チケットやPOPの発注では「情報のわかりやすさ」と「コストパフォーマンス」が重視される一方、受け取る側の消費者はチケットでもPOPでも「シンプルで洗練されたデザイン」を最も好む結果となっています。
発注する側と受け取る側、双方の視点を踏まえると、情報の整理と洗練されたデザインの両立こそが、印刷物の販促効果を高めるポイントになりそうです。
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