Illustrator

2026.03.24  

イラレの小技✨グリッチ風加工

イラレの小技✨グリッチ風加工

SNSなどで見かける、グリッチ加工🎮
Illustratorのアピアランスで「塗り」を3つ作って、紹介している通りに設定するだけでOK✨
ネオン風なズレ感がいい感じに!ぜひ試してみてください💡!

Step.1 アピアランスで「塗り」を3つ作成する

フォントサイズ50ptの場合の数値で解説します。

  1. アピアランスパネルで、
    塗り(①白、②シアン、③マゼンタ)を作成する
  2. それぞれ 
    新規効果を追加 > ぼかし > ぼかし(放射状)
    量:3、方法:ズーム、画質:標準に設定する
  3. それぞれ描画モードを不透明度100%「スクリーン」に変更する

イラレの小技✨グリッチ風加工:Step.1

Step.2 ネオンの光彩のような効果を追加する

ネオンの光彩のような効果を追加します。

  1. 塗り②シアン、塗り③マゼンタに 新規効果を追加 > パスの変形 > 変形を追加する
  2. 以下の通りにカラーと効果を設定する
塗り① 塗り② 塗り③
カラー CMYK% C M Y K 0% C 100% M 100%
量: 3 10 10
ぼかし (放射状) ぼかしの
中心: 中央
ぼかしの
中心: 中段左
ぼかしの
中心: 中段右
変形 – (変形なし) 移動 水平方向 +0.5mm 移動 水平方向 -0.5mm

イラレの小技✨グリッチ風加工:Step.2

Step.3 ノイズが発生したような効果を追加する

ノイズが発生したような効果を追加します。

  1. 新規効果を追加 > ブラシストローク > ストローク(スプレー)を適用する
    ストロークの長さ: 10 / スプレー半径: 2 / ストロークの方向: 横
  2. 同じ全体に 新規効果を追加 > テクスチャ > 粒状を適用する
    密度: 30 / コントラスト: 75 / 粒子の種類: 標準

イラレの小技✨グリッチ風加工:Step.3

アピアランスサンプルデータ

※Illustrator2020形式(Illustrator24以降に互換性があります)

「グリッチ(glitch)」とは? グリッチ加工の最新用途

「グリッチ」とは、電子機器やソフトで起こる一時的で予期しない不具合や表示の乱れを指します。
一方「グリッチ加工」とは、その乱れた映像やノイズの表現をデザインに応用し、意図的に画面の歪みや色ズレを加えて独特の雰囲気を演出する加工技法です。
単なる「画面の乱れ」という表現から、他のトレンド(Y2K、AI、Web技術、特殊印刷など)との融合が進み、より意図的で洗練された使われ方へと進化しています。

グリッチ加工の最新用途・トレンド

  • SNS・ショート動画(TikTok / Reels / Shorts):Y2K・Lo-Fiとの融合
    激しく画面を壊すノイズから、2000年代初頭の「Y2Kレトロ」や「Lo-Fi」な質感と組み合わせた、少しノスタルジックなグリッチへとトレンドが移行しています。長時間の視聴ストレスにならないよう、数秒で視線を奪うための「トランジション(場面切り替え)」として、よりテンポよく短く使用されるのが特徴です。
  • Webデザイン・インタラクティブUI:マイクロインタラクションとWebGL
    サイト全体をサイバーパンク風にするのではなく、CSSやJavaScript(WebGLなど)を活用した「マイクログリッチ」が現在の主流です。ユーザーがボタンをホバーした瞬間や、特定のセクションまでスクロールした際に連動して動的に発生させることで、UXを損なわずに没入感と現代らしさを演出します。
  • DTP・印刷メディア:デジタル表現のアナログ(CMYK)への逆輸入
    デジタル特有のRGBのズレ(色収差)やピクセル化を、あえて紙媒体で再現するグラフィック表現が注目されています。意図的な版ズレのデザインや、ホログラム箔、クリアニス、レンチキュラーなどの特殊印刷・加工と掛け合わせることで、手に取った際に物理的な「バグ」を感じさせるようなアプローチが、ノベルティやパッケージで効果を発揮しています。
  • テック・AIブランド:AI生成の「歪み(ハルシネーション)」の視覚化
    AIサービスやテック系スタートアップにおいて、あえてAI生成特有の「不自然な歪み」や「崩れ」をデザイン要素に昇華させるケースが増加しています。「完璧で無機質なデジタル」ではなく、人間とテクノロジーの境界線や、計算の過程そのものを表現するブランディング手法として使われています。
  • ホラー・エンタメ:アナログホラーと「リミナルスペース」
    単純なスプラッターやホラーではなく、ネットミーム発祥の「アナログホラー」や、どこか見覚えがあるのに不気味な「リミナルスペース」の文脈でグリッチが多用されています。VHSのトラッキングノイズ、ブラウン管(CRT)の走査線など、静かでじんわりとした劣化表現が「底知れぬ不安感」を煽るのに適しています。
  • ストリート・アパレル:ネオンから「ダークマター・ソリッド」へ
    これまでの「ネオンカラー+グリッチ(王道のサイバーパンク)」から、より彩度を落としたダークトーン、あるいはモノクロームを基調とした硬質でソリッドなグリッチへと変化しています。洗練されたアンダーグラウンド感や、テックウェア系ブランドのビジュアルに馴染む、より大人びた表現になっています。

表現方法の一つとして、ぜひ活用してくださいね。

ウエーブのXアカウントでは、上記のようなTIPSや豆知識などをご紹介しております。
ぜひフォローしてくださいね😄