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2019.09.26  

私製はがき作成で注意するポイントとは?

私製はがき作成で注意するポイントとは?

担当スタッフいつも印刷のウエーブをご利用いただきありがとうございます。
飲食店のメニューにはらこ飯宮城の郷土料理。鮭とイクラを乗せた炊き込みご飯の一種で、秋が旬です(´∀`)が追加されており、秋になったなあと感じます。食欲の秋ですね。本日のブログ担当はタカハシです。

秋といえば芸術の秋という方も多く、絵手紙や個展DMの作成について、たくさんのお問い合わせをいただきます。

ウエーブで印刷するハガキは、私製はがきの扱いとなり切手の貼付が必要になります。
10月は郵便料金改定で、通常はがき用の切手の価格は62円から63円に…。1円と言えども、塵も積もれば山となる。極力DMやポストカードなどは、最低料金で郵送したいですよね(´・ω・`)

今回のテーマは「私製はがき作成で注意するポイント」です。
63円の切手で送るはがき(通常はがき)を想定した、私製はがきの作成ルール/注意点をご紹介します!

基本を確認!規定サイズや重さは?

はがき(通常はがき)として63円の切手で送ることができる大きさは、
最小140mm~90mm、最大で154mm~107mmまで。形は「長方形」に限ります。

重さは2~6gまで。用紙の厚み・紙質は日本郵便が発行するものと同等以上になります。
ウエーブ対応用紙における、はがきサイズの重さは関連ページでご紹介しております。

最小140〜90mm最大154〜107mm

宛名に注意!表示しなければいけないものとは?

大きさ、形、重さの他に、宛名面にも表記のルールがあります。表示忘れが無いようにご注意ください。

必ず「郵便はがき」の表記を

宛名面には必ず「郵便はがき」または「POST CARD」の表記を上部または左側中央に入れます。この記載がないと、手紙(第一種郵便物)として取り扱われてしまいます。

必ず「郵便はがき」の表記を入れる

郵便番号枠は赤色に

郵便番号枠を設ける際は、枠を赤色にします。枠の赤色は、青色や黒色が混ざっていなければ朱色でも問題ありません。赤色の理由は、郵便番号を読み取る機械が青色や黒色に反応するようにできているためです。

郵便番号枠は赤色に

広告や文字入力の範囲は半分まで

宛名面に広告掲載やメッセージを入力することも多いですよね。この場合、届け先住所の表記がしっかり確認できるようにしなければいけません。情報は用紙の2分の1の範囲までに収めるようにしましょう。この規定は郵便約款に記載されています。

広告や文字入力の範囲は半分まで

宛名面のデザインは最小限に

宛名面にデザインをする場合、届け先の情報が読み取れるようにデザインは最小限に。背景は白色又は淡色と約款に記されています。
もし、背景に濃い色・暗い色を使用する場合は、住所部分に白場を設けるなど情報が明確にわかるようにデザインしましょう。

背景は白色又は淡色

郵便局のホームページ

切手の添付位置も決まっている?

切手の貼付は長辺から35mm、短辺から70mmの範囲に収めるように貼付します。

切手の添付位置も決まっている?

切手の貼付位置についてはこちらをご覧ください

形状に注意!はがきとして送れない形や加工

ざっと私製はがきに関したルールをご紹介しました。
しかし、大きさや形、重さの基準をクリアしていても、はがきではなく手紙の定形外扱いになってしまう場合があります。

長方形以外の形状

フリーカットや正方形などの形は、手紙(第一種郵便物)の定形外として扱われます。

長方形以外の形状

孔開け/くり抜き加工

ハガキの一部がくり抜かれている状態だと、はがき(通常はがき)として扱うことができません。クラフトパンチも同様の扱いになってしまうためご注意ください。

孔開け/くり抜き加工

角丸加工

人気の角丸加工ですが、郵送する際は手紙の定形外として扱われる場合があります。はがき(通常はがき)の形は「長方形」が原則です。形を加工する場合は、その扱いから外れてしまいますのでご注意ください。

角丸加工

はがきで送れる特殊加工

孔開けや角丸がNG…!はがき(通常はがき)として送れる加工はあるの?と思われた方にオススメの特殊加工をご紹介します!

エンボス加工/箔押し加工

エンボス加工は用紙を型で挟み、圧力を加えて絵柄や文字を立体的に浮き立たせる加工です。切手位置や宛名を記載する箇所に重ならないように加工位置や範囲にはご注意ください。
エンボス加工へ

エンボス加工サンプル

箔押し加工も同様で、加工位置・範囲にはご注意ください。ワンポイントとして使うのがオススメですよ。
箔押し加工へ

箔押し加工サンプル

ミシン目加工

意外と思われますが、ミシン目加工はOKです。もぎりやすいように切り込みを入れますが、ミシン目ほどの大きさのであれば、郵送時に破けるなどの問題にならないため可能です。
ミシン目加工へ

ミシン目加工のイメージ図

PP/マットPP貼り加工

接着剤を塗布して紙とフィルムを圧着して貼り合わせる加工です。キズや汚れの保護にもオススメですよ。

宛名面への加工は、切手の貼り付け・カスタマバーコードの読み取り等難しくなる可能性があるため避けるようにしてください。

表面加工へ

グロスPP貼り加工
グロスPP貼り加工
マットPP貼り加工
マットPP貼り加工

クリアトナー加工

写真やロゴの上に透明なトナー(ニスのような透明インク)で印刷します。光沢感・透明感・立体感といったクリアな表現ができます。
カスタマーバーコード等の読み取りが困難になる可能性があるため、宛名面への加工は極力避けてください。

クリアトナー加工へ

クリアトナーサンプル

面倒な時こそテンプレートです!

私製はがきの作成ルールについて、様々な決まり事がありますね。
郵便枠や表記とかめんどくさい〜(´;Д;`)と思いますが、そんな時こそテンプレートが便利です!「規定のサイズに設定するのが難しい」「宛名面の作成が面倒だな…」と思われたらぜひご利用ください。

テンプレートダウンロードページへ 

今回は、最低料金で送れるはがき(通常はがき)を想定した私製はがきの作成ルール/注意点をご紹介いたしました。

私製はがきは本来、お好みの形状や色に作成できる自由度の高い郵便物です。ルールに基づいて、サイズや素材にこだわって定形外郵便として郵送することも、もちろん可能です。個性溢れるステキなポストカード・ハガキ作成を楽しんでください。