データ作成

2007.10.23  

トンボ(トリムマーク)

最近、赤トンボをよく見かけます。
私は滋賀県の北の方に住んでいるんですが、田舎だからでしょうか、家の近所の田んぼにはかなりの数のトンボがびゅんびゅん飛び回っています。

印刷で使われるトンボは十字部分(センタートンボ)の形がこの昆虫のトンボに似ていることから、こう呼ばれています。なんだか可愛らしいですね。

家庭用プリンターでプリントするときには、通常はトンボは付けません。
普段の生活で目にする印刷物にもトンボは付いていません。
でも印刷物ができあがるまでの過程で、トンボはとても重要な役割を果たしています。

今回はそんなトンボについてのお話です。
(トンボとトリムマークはその形は同じなのですが、機能や作成方法が異なります。一般的にはトンボ=トリムマークとして扱われることが多いので、ここではトンボ=トリムマークとしています。)

トンボは印刷屋さんのための目印

プロセスカラー印刷(CMYKの4色印刷)ではインキをK→C→M→Yのインキ順に印刷をします。
その際にKCMYの印刷位置を合わせるため(見当合わせ)にトンボを利用します。

そのためトンボはC:100% M:100% Y:100% K:100%で作成することになっています。

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また両面印刷の際には表と裏の印刷位置を合わせる時にもトンボを使います。
コーナートンボ(角トンボ)はL字が2つ重なっていますが、その内側を結んだ線が断裁位置(仕上がり線)、外側の線が塗り足しを作成する範囲となります。

トンボは仕上がった印刷物には付いていませんが、作業の過程では複数の役割がありとても大切な存在なんですね。

トンボ付きのテンプレートをご用意しています

ご入稿データにトンボが付いていないと作業が進められないことがありますので、必ずトンボを付けてください!

ウエーブでご用意しているテンプレートには既にトンボは付いていますので、定型サイズのご注文の際にはぜひともテンプレートをご利用ください。 (Officeデータやphotoshop画像のみのご入稿の際にはトンボは不要です。)

テンプレートのダウンロードはこちら 

簡単!トンボの作成方法

以下のページで詳しくご紹介しています。

トリムマーク(トンボ)設定方法 

トリムマーク作成時の大事なポイントはズバリ、線の設定を必ずナシにすることです。
線のついた長方形に対してトリムマークを作成すると、線幅がトンボのサイズに影響します。
印刷物の仕上がりサイズが変わってしまいますので線設定は必ずナシにしてくださいね。

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