販促/マーケティング

2017.01.17  

小冊子って何?その活用シーンと綴じ方の種類

小冊子って何?その活用シーンと綴じ方の種類

小冊子は、商品・サービスを説明するパンフレットや飲食店のメニューなどをはじめ、詩集やエッセイ集、文集などあらゆる機会で、幅広い用途に利用されています。営業先や販売先で、あるいはイベントなどで、実際に小冊子を手にした経験のある方は多いのではないでしょうか。

しかし、一口に小冊子といっても、表紙や綴じ方にさまざまな種類があることをご存知ですか?ここでは小冊子印刷に関する基本的知識をはじめ、綴じ方の種類や活用シーンをご紹介していきます。

小冊子印刷とは?

小冊子そもそも「小冊子」とはどのようなものを指すのでしょうか。

ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)の定義では、小冊子とは“5ページから48ページの発行が不定期的で行われる冊子”とされています。

日本では、数枚の用紙を綴じて製本した、ページ数の少ない冊子を「小冊子」と呼ぶのが一般的です。
ただし、ユネスコの定義には、厳密な形状までは定められていません。

また、「小冊子」を英語に訳すと “booklet” や “pamphlet” になります。英語ではどちらも小規模な印刷物を指しますが、日本語では「ブックレット=綴じた冊子」といったイメージを持つ方が多いようです。 とはいえ、「パンフレット」という言葉の使われ方は人によってさまざまで、冊子状のものを指す場合もあれば、1枚の紙を折っただけのものを指すこともあります。

このように、「小冊子」といった言葉は、明確な境界があるわけではなく、綴じ方や形状に関するイメージが人によって少しずつ異なるのが実情です。

小冊子とは、いずれかの1国で出版され、かつ、公衆の利用に供される少なくとも5ページ以上48ページ以下(表紙を除く。)の印刷された不定期刊行物をいう。

文部科学省ホームページよりhttps://www.mext.go.jp/unesco/009/1387396.htm

小冊子のメリット

では、小冊子にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

小冊子印刷は、1枚もののチラシと比べ、画像や文字などの情報を多く掲載することができます。特にイラストや写真などのようにビジュアルが大切なもの、あるいは掲載情報が多い場合には、チラシよりも紙面の多い小冊子が役立ちます。

また、ページ数が分かれているので、複数の異なる情報を掲載する場合でもゴチャついた印象にならず、わかりやすく伝えることができるので読み手にも伝わりやすいツールであると言えます。

さまざまな小冊子の綴じ方の種類と特徴

小冊子印刷にはどのような特徴があるのか、小冊子印刷の綴じ方と種類について説明していきます。

小冊子の綴じ方は多様です。ここでは、代表的な小冊子の綴じ方である中綴じ、無線綴じ、折り加工について取り上げます。

中綴じ

中綴じの綴じ方中綴じは、見開きの状態の紙(1枚で4ページ分)を重ね合わせて2つ折りにし、針金で見開きの中心部分を綴じるものです。

2つ折りされた複数枚の用紙の中心部分を針で綴じる方式の冊子のため、ページ数は8ページ、12ページ、16ページというように必ず「4の倍数」になるのが特徴です。

比較的薄めの用紙で、ページ数の少ない小冊子の作成に向いています。

中綴じは、雑誌などにも使われる一般的な製本方法で、その特徴は、レイアウトが見開きで行いやすく、ページが開きやすいことです。

左右のページにまたがる見開きの写真をレイアウトし、インパクトある紙面を作成できます。写真の掲載が多い旅行雑誌などにも多く使われています。他にも簡易的なパンフレットや製品の取扱説明書、情報誌、フリーペーパー、会社案内などは、中綴じがおすすめです。

無線綴じ

無線綴じの綴じ方無線綴じは針金や糸を使用することなく、接着剤で背を綴じて表紙で包むという製本方法です。本文の厚みに応じた幅の背表紙ができるのが特徴です。

この無線綴じは、比較的ページ数が多い小冊子作成に適している方法といえます。ページ数が少ない場合、背部分の糊付けできる面積が少なく、強度が弱くなるためです。

無線綴じで一般的なものといえば、漫画やコミック本がありますが報告書やテキスト、問題集、商品カタログなどの作成にも無線綴じがおすすめです。

無線綴じは中綴じと違い、中央部分までページを完全に開ききる事ができません。ページ数が多くなる程、綴じ付近部分(ノド部分)は見えにくくなります。データを作成する際には本文内の文字や絵柄の見え方を考慮してデータを作成する必要があります。

折り加工

2つ折り折り加工は、印刷した1枚の紙を折りたたんだ状態にすることです。折ることで、冊子のページのようにレイアウトを区切ってデザインすることができます。

折パンフレットの一般的な折り方は二つ折りや三つ折りです。そのため、上で紹介した中綴じ冊子や無線綴じ冊子と比べると、ページ数が少なく、簡易な用途で使用されることが多いです。

一方で、紙を広げることができるので、綴じてある冊子ではできなような大きなビジュアルを使ったデザインや、個性的な配置のデザインが可能です。また、折り方のバリエーションも豊富で、Z折りや観音折りなど、目的や内容に応じて最適な折り方を選ぶことができます。

まとめ

このように小冊子作成といっても、その綴じ方にはさまざまな種類や特徴があります。

また冊子の内容によって、綴じ方向は変わります。縦書きの内容の時や漫画などは右方向にページを開いていく右開き(表紙を見て右が綴じられている冊子)、横書きの時は左方向にページを開いていく左開き(左綴じ)が一般的ですね。

対象となる小冊子のイメージやページ数、利用シーンなど応じて適切な小冊子の綴じ方を選んでください。

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2025年10月に加筆いたしました。