ご質問回答Q&A

2011.06.08  

ブログQ&Aコーナー「中綴じ冊子印刷について」

こんにちわ、印刷のウエーブの橋本です。

今回は、当社の商品の中でも特に思い入れの強い、冊子の印刷を取り上げてみたいと思います。
先に、なぜ私が冊子に思い入れが強いかと言いますと、大学時代にサークル活動で冊子を制作していたからです。無線綴じの冊子を作るときは近所の印刷会社に依頼していましたが、中綴じ冊子を作るときは大学構内の印刷機でA3サイズに印刷した原稿を、部員のみんなで折って、ホチキスで留めて製本していました。

非常に懐かしい思い出です(*´ェ`*)

そんなわけで、会社に入って製本機を見たときは非常に嬉しかったのを覚えています。ものすごくスピーディーに、しかもキレイに製本できるのが印象的でした。

さて、現在のウエーブでは中綴じ冊子と無線綴じ冊子の2種類の冊子を取り扱っています。

今回は中綴じ冊子について取り上げてみたいと思います。

中綴じ冊子まず、中綴じ冊子とは4ページ分ずつ2つ折りにした印刷物を、真ん中で針金止めして製本した冊子になります。たまに喫茶店とかで、新聞の端っこをホチキスで留めてあるのを見かけますが、それとは少し異なります。

で、やっぱりその特徴といえば、少ないページ数でもご対応が可能ということではないかと思います。最小で8ページからご対応が可能なのですが、8ページといえば折パンフレット印刷やクロス8頁折りでも対応は可能です。しかしながら、これらの折った商品の場合、開く際にかなりの面積を要することになってしまいます。インパクトはあって良いと思いますが、狭い場所での使用などを考えると、ちょっと使い勝手が悪い場合もあるかと思います。そんなときも、中綴じ冊子ならコンパクトにたくさんの情報を載せることができるのです。
それでいて、薄紙であれば最大64ページまでご対応が可能です。さらに、変型サイズにも対応できますので、細長くしたり、真四角にしたり、横長にしたりもできてしまうわけです。ちなみに、私の好きな町田康さんの著作『テースト・オブ・苦虫I』の文庫版は、A6より数ミリ大きなサイズでした。

さて、こんなに素敵な中綴じ冊子ですが、しばしば寄せられるお問い合わせがあります。

◎ 製本した際、小口はまっすぐになるのですか(´・ω・`)?

小口というのは、本の綴じていない側、つまりページを開く側のことです。
これは私も学生時代に非常に気になっていました。紙を折って重ねると、内側の紙の端がはみ出すのではないかと思っていたのです。
ところがこれは、製本後に上下と小口側を断裁することで、キレイに仕上げることができるのです。よって、小口もまっすぐに仕上がります。これを、三方断裁というそうです。

◎ 製本時にずれることはないのですか(´・ω・`)?

これは非常に申し上げにくいところですが、多少ずれます。
世に出ている多くの冊子を見ても、程度の差こそありますが、やはり多少はずれてしまっています。ウエーブでの中綴じ冊子印刷、無線綴じ冊子印刷についても同様のことが言えます。
しかもこれが、デザインによってはかなり目立ってしまう場合があります。見開きページをまたぐように細い線がデザインされていたりすると、かなり注意です。また、断裁位置までデザインがある場合にも高さが一定に揃わないなど、目立ってしまう場合があります。

断裁位置まであるデザイン

>>中綴じ冊子印刷のデータ作成の注意点

◎ ホームページに載っている以上の部数は印刷できますか(´・ω・`)?

中綴じ冊子の場合、ホームページ上では1万部までの料金となっておりますが、それ以上の部数になってもご対応は可能です。別途お見積もりさせていただきます。
ただ、納期を少し長めにいただいてのご対応となりますのでご了承ください。

◎ ホームページに載っている以上のページ数は対応できますか(´・ω・`)?

ページ数については、現状では64ページまでのご対応となっております。これを越える場合、中綴じ冊子ではなく、無線綴じ冊子でのご検討をお願いします。

さて、今回は中綴じ冊子印刷のご紹介となりましたが、この流れで行くと次回は無線綴じ冊子を取り上げることになるのでしょうか(‘ω’;)

まあ、次回のことはさておき、今回はこの辺りで失礼させていただきます。今回紹介させていただいた以外にも、中綴じ冊子についてのお問い合わせやお見積もりなどございます場合、ご連絡いただけますと幸いです。よろしくお願い致します。

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