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2026.08.20  

簡易校正とは?本機校正との違いや注文の流れなどをご紹介

簡易校正とは?本機校正との違いや注文の流れなどをご紹介

発注した印刷物が手元に届いたとき、画面上で見ていたイメージと色味が異なり、戸惑った経験がある方もいるのではないでしょうか。特に印刷物の発注に慣れていないうちは、レイアウトや色が狙いどおりに仕上がるか、不安になるものです。

こうした不安を解消する手段として用意されているのが、簡易校正と本機校正です。

この記事では、簡易校正の特徴や本機校正との使い分け、注文時の流れ、よく寄せられる質問まで、順を追って解説します。

簡易校正と本機校正の違い

簡易校正と本機校正の違いとは?

校正とひとくちにいっても、簡易校正と本機校正では、確認できる内容やかかる費用、日数がまったく異なります。目的に合わない方法を選んでしまうと、確認したかった部分をチェックできず、二度手間になることもあるため、注文前に両者の違いを押さえておきましょう。

簡易校正は、レーザープリンターを使って出力する確認方法です。本番の印刷とは出力の仕組みが異なるため、色の再現には限界があります。そのため、色味の確認は対象外とされており、文字やレイアウト、写真の配置といったデータの内容をチェックするための手段として位置付けられています。

一方、本機校正は、実際の本印刷と同一の機械・インキ・用紙を用いて刷り上げる方法です。本番とまったく同じ条件で出力するため、色の再現度は高く、完成イメージをより正確につかめます。そのかわり、簡易校正に比べると費用がかかり、納期も長くなります。

多くの人の目に触れる印刷物ほど、本機校正で色味を確認しておく価値は高いです。一方、簡易校正には本印刷前の段階で文字や配置の誤りに気づけるという副次的なメリットもあり、修正が必要な箇所を早期に見つけられれば、余分な費用や納期の遅れも避けられます。

【簡易校正と本機校正の比較】

項目 簡易校正 本機校正
出力機 レーザープリンター 実際の印刷機
インキ レーザープリンター専用トナー 本印刷と同じものを使用
用紙 本印刷と異なる場合がある(WAVEでは本印刷と同じものを使用) 本印刷と同じものを使用
色の再現性 限界がある(色味の確認は対象外) 高い(完成イメージを正確に把握可能)
費用 抑えられる かかる
納期 短い(WAVEの場合は0営業日出荷) 長い(WAVEの場合は2営業以内出荷)
主な用途 文字・レイアウト・写真配置などデータ内容の確認 色味まで含めた完成イメージの確認
向いているケース 急ぎの社内確認、誤字チェックなど ブランドの見え方を重視する販促物、店頭に並ぶポスターやパッケージなど

簡易校正とは

簡易校正とは、印刷前の段階でデータの内容やレイアウトを確認するための校正方法です。会社によっては『プルーフ』と呼ばれることもあります(※色再現性の高いデジタル校正をDDCPと呼ぶこともありますが、本記事の簡易校正とは性質が異なります)。

簡易校正では、本印刷とは異なる用紙を使う印刷会社もありますが、WAVEの簡易校正の強みは、本印刷と同じ用紙を使用して出力する点にあります。紙の質感まで含めてレイアウトを確認できるため、画面上だけでは気づきにくいレイアウトや写真のずれも見つけやすくなります。

費用を抑えつつ短期間で確認できる反面、色の再現性には限界があるため、厳密な色確認には不向きです。色味を厳密に確認したい場合は、次に説明する本機校正を選びましょう。

  • 誤字脱字や写真の配置、余白のバランスといったレイアウト面の最終確認向き
  • A3ノビサイズの範囲内であれば自由にレイアウト可能
  • チラシからポスターまで、さまざまなサイズの印刷物に活用できる
  • 急いで最終確認だけ済ませたい場合、また、社内での確認用途に最適

本機校正とは

本機校正は、本番と同じ印刷機・インキ・用紙を用いる、もっとも精度の高い確認方法です。実際の印刷条件で出力するため、色の再現性が高く、完成形に近いイメージを事前に把握できます。色の仕上がりに一切の妥協をしたくない印刷物には欠かせない工程です。

  • 企業のコーポレートカラーを厳密に守りたい場合や、人物の肌色のようにわずかな違いが目立つ色を扱う場合に最適
  • カタログやパンフレットなど、色の統一感が求められる印刷物向き
  • ロゴや商品パッケージの色合いを妥協したくない場合にも役立つ

簡易校正と本機校正の注文の流れ

簡易校正と本機校正では、注文の流れも異なります。この違いを理解しておかないと、注文の段階で戸惑ってしまうかもしれません。

簡易校正

1.簡易校正

本印刷とは別に単体の商品として先に注文します。校正内容を確認したうえで、あらためて本印刷を注文する流れになるため、発行される注文番号は校正用と本印刷用の2つに分かれます。

①簡易校正のご注文(注文番号取得)
 ↓
 レーザープリンターで印刷
 ↓
 発送
②お客様によるご確認
③本印刷のご注文(注文番号取得)
 ↓
 本印刷へ

校正結果を見て修正したい箇所があれば、データを直したうえで再度校正を申し込むことも可能です。仕上がりを見てから本印刷に進みたい方や、レイアウトをじっくり確認したい方に合った流れといえます。

本機校正

2.本機校正

本印刷商品に付けるオプションとして注文します。校正と本印刷をひとつの注文としてまとめて申し込むため、発行される注文番号はひとつだけです。校正から本印刷までを手間なく進めたい方や、色の確認まで含めて一括で任せたい方に向いています。

①本印刷の商品、ならびに本機校正のご選択(注文番号取得)
 ↓
 本印刷と同じ印刷機で印刷
 ↓
 発送
②お客様によるご確認
③校了のご指示
 ↓
 本印刷へ

印刷会社によって簡易校正・本機校正の注文の仕方が異なります。
WAVEの場合は、簡易校正と本機校正とで注文番号の数や手順が異なりますので、はじめてご利用の際ははどちらの流れになるのかを事前に把握しておかれると安心です。なお、校正紙には化粧断裁や折り加工は施しません。

また、商品によっては注文画面に本機校正の選択肢が表示されない場合があります。その商品や紙種が対応していないことを意味するため、あらかじめご確認いただけますと幸いです。判断に迷ったときは、コールセンターまでお気軽にご相談ください。

色校正に関するよくある質問

印刷物を発注する前に、仕上がりのイメージを実物で確かめておきたいと考える人は意外と多いものです。

株式会社NEXERとWAVEが共同で実施したアンケート調査でも「印刷物のデザインを作った後、実際に印刷した仕上がりイメージ(モックアップ)を事前に確認したいと思いますか?」という質問に対し、次のような結果が出ています。

  • 「必ず確認したい」(実物に近いイメージがないと不安)…47.9%
  • 「できれば確認したい」…35.3%
  • 「データ上の確認で十分」…7.8%
  • 「特に気にしない」…9.0%

「必ず確認したい」(実物に近いイメージがないと不安)という回答と「できれば確認したい」を合計すると8割以上になります。

この結果から、実物に近いイメージを見られないと不安を感じる人が多いことがうかがえます。色味や仕上がりに少しでも気がかりな点があれば、色校正を行うのがおすすめです。

アンケート引用元:https://www.wave-inc.co.jp/weblog/?p=32197

色校正は必要?

色校正は、あらゆる印刷物に必要というわけではありません。とはいえ、次に当てはまるケースでは利用を検討したほうがよいでしょう。

  • 印刷部数が多く、色のトラブルを避けたい場合
  • 大切なプロモーションやイベントで使う印刷物である場合
  • 企業のコーポレートカラーを厳守したい場合
  • 人物写真など、色の微妙な違いが目立ちやすい場合

これらに該当するなら、色校正を挟むことで、仕上がりのイメージと実物との食い違いを未然に防げます。

逆に、社内限りで使う簡易な印刷物のように、色への要求水準がそれほど高くない場合は、省略しても差し支えないことが多いでしょう。用途や重要度を踏まえて判断し、迷うようであれば一度色校正で確認しておくと、後悔せずに済みます。

こちらの記事では、トンボについて解説しています。 印刷における役割や必要性・正しい付け方も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

簡易校正に関するよくある質問

簡易校正については、どこまで細かくレイアウトを確認できるのか、複数の商品をまとめて確認できるのかといった疑問を持つ方が少なくありません。WAVEに寄せられることの多い質問を紹介します。

Q.A4仕上がり・16ページの中綴じ冊子について、原寸大でレイアウトを確認したい。必要な簡易校正の枚数は?
A.A3ノビサイズに見開きの状態でデータを配置できるため、表紙に変更がなければ8枚で確認できます。
Q.はがきの両面印刷と名刺の片面印刷をまとめて校正できる?
A.はい、まとめて校正できます。A3ノビサイズの範囲内であればレイアウトは自由なので、データ作成時に並べてご作成ください。
ただし、紙の種類を変える場合は別々に発注する必要があり、両方の商品が本印刷時に同一条件で印刷できないケースもあるため、ご注意ください。

本機校正に関するよくある質問

本機校正に関しては、費用に複数回分が含まれているのか、色をどこまで細かく合わせてもらえるのかといった点が気になる方が多いようです。よくある質問をまとめました。

Q.ホームページに掲載されている本機校正の金額には複数回分の校正料金が含まれるの?
A.掲載金額はあくまでも校正1回あたりの金額です。複数回行う場合はその都度別途料金が発生します。注文STEP3では、本印刷の紙種やサイズに応じて、校正紙のサイズ・枚数・料金が自動で計算される仕組みとなっています。
Q.本機校正の後にデータを修正して本印刷する場合、修正後の内容にあわせて色を近づけてもらえるの?
A.データの修正自体は可能ですが、色合わせは行っていません。同様に、手持ちの印刷物などを色見本として提供いただき、その色にあわせてほしいという要望にも対応していません。
WAVEのオフセット印刷は、Japan Color 2011に準拠して印刷しているため、厳密な色の一致を求める場合は、この基準の範囲内での確認となります。
Q.校正紙を受け取った後に本印刷の納期を変更できる
A.校正紙の印刷が完了した時点で注文内容の変更はできません。納期の計算には十分ご注意ください。

簡易校正・本機校正のどちらにするか迷った場合

簡易校正と本機校正のどちらを選ぶべきか迷った場合は、ブランドカラーやコーポレートカラーをどこまで正確に再現したいか、人物写真や商品画像など色味の再現性が重視されるか、また費用と納期のどちらを優先したいかを基準に考えると判断しやすくなります。

特に、次のようなケースでは本機校正が適しています。

  • 展示会や店頭で配布するパンフレット・カタログを制作する場合
  • ブランドカラーやコーポレートカラーを厳密に再現したい場合
  • 人物写真や商品の色味を正確に表現したい場合
  • 企業イメージやブランド価値に関わる印刷物を制作する場合
  • 予算、納期ともに余裕があり、色へのこだわりが強い場合

一方、社内配布用の資料や、レイアウト・内容の確認が主な目的である場合、また費用や納期を優先したい場合は、簡易校正で十分なケースも少なくありません。

迷ったときは「何人の目に触れる印刷物なのか」「仕上がりに問題があった場合の影響はどの程度か」を基準に考えると判断しやすくなります。印刷物の用途や重要度、予算とのバランスを踏まえて、最適な校正方法を選びましょう。

どうしても決められない場合は、まず簡易校正でレイアウトを確認し、必要と感じた時点で本機校正を追加するという段階的な進め方もあります。

まとめ

カラーチャート

簡易校正はレイアウトやデータの内容を確認するための校正、本機校正は色味まで含めて厳密に確認するための校正です。この記事で紹介した違いや流れを踏まえ、印刷物の用途や予算に合った方法を選んでみてください。迷ったときは、この記事のチェック項目をぜひ見返してみてください。

仕上がりに少しでも不安が残る場合は、WAVEが取りそろえている紙質やサイズを確認できる無料サンプル、カラーチャートをご活用ください。実際の紙質や色味を確かめられるため、はじめての発注でも安心です。なお、オリジナルカラーチャートはあくまでも印刷例のひとつであり、刷り上がりの色味を保証するものではない点にご注意ください。

WAVEは、コールセンターでの丁寧な対応や、詳細なデータ作成ガイド、データ作成に便利なテンプレートなどのサポート体制を備え、日本の印刷通販のパイオニアとして長年の実績を積み重ねてきました。簡易校正・本機校正のご注文や印刷物に関するお悩みも、安心してご相談いただけます。

WAVEでは名刺・ポスター・パンフレットをはじめ、チラシ印刷や中綴じ冊子など多彩な印刷物をネット通販で承っています。デザイン制作のご相談も可能ですので、お困りの際はぜひお問い合わせください。

2024年11月22日に公開した記事をリライトしています。

WAVEブログ編集部 コールセンター&業務チーム

この記事を書いた人:WAVEブログ編集部 コールセンター&業務チーム

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