印刷用紙ガイド

2026.06.05  

A4一枚の重さは何グラム?郵送コストを抑えるコツを解説

A4一枚の重さは何グラム?郵送コストを抑えるコツを解説

DMやニュースレター、請求書などを郵送する際は、A4用紙1枚の重さを正確に把握しておくことが、郵送コストの管理に直結します。わずか数gの差でも、大量発送では送料が大きく変わるためです。

たとえば、1,000通のDMを発送する場合、用紙1枚あたり1g違うだけで、全体では1kgの差になります。すると、配送料金だけでなく、仕分けや持ち運びの負担にも影響します。

イベント配布用やポスティング用に数千枚のチラシを発注する場面でも、事前に重さを把握しておけば、配送や運搬をよりスムーズに進めやすくなります。

本記事では、A4用紙の重さを用紙の種類ごとに解説します。あわせて、封筒込みの総重量シミュレーションや、郵送コストを抑えるポイントもご紹介します。

A4一枚の重さは?

A4一枚の重さ

A4用紙1枚の重さは、紙の種類や厚さによって変わります。一般的なコピー用紙なら約4gですが、チラシやパンフレットに使われる連量のコート紙やマットコート紙では約5~7gになります。

数gの差でも、1,000枚単位で発注すると重さは大きく変わります。コピー用紙1,000枚で約4kg、コート紙90kgの場合は1,000枚で約6.6kgになり、片手で持ち上げるのが難しい重さです。

イベント配布やポスティング用に数千枚単位で発注する場合は、持ち運びや配送の負荷も事前に見込んでおくことが大切です。たとえば、5,000枚のチラシをコート紙90kgで印刷すると、約33kgになります。

配送料だけでなく、作業の負担も大きく変わります。郵送費に加え、こうした物理的な負荷も踏まえて用紙を選ぶことで、業務全体の効率化につながります。

こちらの記事では、印刷物の使い道に合わせた紙の厚みの考え方について解説しています。ぜひあわせてご覧ください。

上質紙

上質紙は、いわゆるコピー用紙として広く使われている紙です。表面がなめらかで筆記性に優れており、ボールペンや万年筆でも書き込みやすいのが特徴です。主原料は化学パルプで、白色度が高く、文字も読み取りやすい紙質です。

一般的なコピー用紙の坪量は64g/㎡で、A4サイズ1枚あたりの重さは約4gです。事務用書類や申込用紙、社内文書など、書き込みが多い用途に向いています。500枚で約2kgと比較的軽いため、オフィス内で持ち運びしやすい点もメリットです。

一方、やや厚手の上質紙70kgになると、A4サイズ1枚あたり約5gになります。しっかりした質感が求められる会社案内や提案書などに使われることが多い用紙です。1,000枚で約5kgになるため、大量に発送する際は重さも踏まえて梱包する必要があります。

コート紙

コート紙は、上質紙の表面に塗料を塗ってコーティングした紙です。つるつるとした光沢があり、印刷したときの発色が美しく仕上がるため、チラシやパンフレット、カタログなどによく使われています。

表面がコーティングされているため筆記性はやや劣りますが、写真やイラストを鮮やかに表現できる点が大きなメリットです。カラー印刷との相性が良く、商品写真や風景写真をきれいに再現できるため、販促物に向いている用紙といえます。

コート紙90kgのA4サイズ1枚あたりの重さは約6.6gです。WAVEの主力商品であるチラシ印刷でも、このコート紙90kgが多く使われています。

発色の良さと適度な厚みを兼ね備えており、バランスの良い用紙です。1,000枚で約6.6kgになるため、大量発注時は配送方法もあわせて検討する必要があります。

さらに厚手のコート紙は110kgや135kgもあり、高級感を出したい場合に選ばれます。ただし、重くなるほど郵送料も上がるため、用途と予算のバランスを考えて選ぶことが大切です。

マットコート紙

マットコート紙は、コート紙と同じく上質紙の表面をコーティングした紙です。ただし、光沢を抑えた仕上がりになるため、落ち着いた質感があります。

印刷の鮮やかさはコート紙にやや劣るものの、反射が少なく、文字を読みやすいのが特徴です。そのため、文字情報が多い会社案内やパンフレットに向いています。

また、ボールペンで書き込めるため、アンケート用紙や申込書に使われることもあります。つやを抑えたマットな質感は、高級感や上品さを出したい場合にも効果的です。

マットコート紙90kgのA4サイズ1枚あたりの重さは、約6.6gです。コート紙90kgと比較すると、若干厚みがありますが、重さは同じです。高級感と実用性をあわせ持つ用紙として、幅広い用途で活用されています。

「坪量」と「連量」の違い

紙の厚さと重量

印刷業界では、紙の厚さや重さの目安として「坪量」と「連量」という2つの単位が使われます。どちらも紙の重さに関係する単位ですが、測り方は同じではありません。

用紙を発注するときや、印刷会社と仕様を相談するときは、この2つの違いを理解しておくとやり取りがスムーズになります。紙選びで迷いにくくなる点もメリットです。

坪量(つぼりょう)とは

坪量とは、1㎡あたりの用紙の重さを、gで表したものです。単位は「g/㎡」と表記します。

たとえば、一般的なコピー用紙の坪量は64g/㎡です。これは、1m×1mの用紙1枚が64gあることを意味します。

坪量は、プリンターの用紙設定などでも使われる単位です。目にする機会も比較的多い表記といえます。国際的にも広く使われているため、用紙の厚さを比べるときの目安として便利です。紙の種類が同じであれば、坪量の数値が大きいほど、紙は厚く重くなります。

連量(れんりょう)とは

連量とは、一定サイズの用紙1,000枚を重ねたときの重さを、kgで表したものです。印刷業界では、四六判と呼ばれる788mm×1,091mmの紙1,000枚あたりの重さを基準にするのが一般的です。

「紙のkgとは何か」と疑問に感じる方も多いかもしれません。たとえば「上質紙55kg」や「コート紙90kg」といった表記は、四六判の用紙1,000枚が55kg、または90kgあることを示しています。

ただし、連量は紙そのものの厚さを直接示す数値ではありません。同じ厚さの紙でも、基準となる判型が変われば重さも変わるためです。そのため、連量は厚さの目安として使われています。数字が大きいほど、紙は厚く重くなると考えるとわかりやすいでしょう。

WAVEでは、用紙の表記を四六判に統一しています。仕様を比較しやすく、用紙選びの判断もしやすくなります。

封筒込みの総重量シミュレーション

郵便料金は、封筒を含めた総重量で決まります。2024年10月の料金改定により、定形郵便は50g以下で一律110円、定形外郵便は50g以下で140円になりました。

わずか数gの差でも、料金が変わることがあります。そのため、用紙の枚数だけでなく、封筒やクリアファイルなどの重さも含めて、正確に把握しておくことが大切です。

定形郵便の場合

定形郵便は、長3封筒(120mm×235mm)や洋形4号封筒などを使い、A4用紙を三つ折りにして送る方法です。サイズは23.5cm×12cm×1cm以内、重量は50g以下と定められています。

長3封筒の重さは約5~6g程度です。5gの封筒にA4コピー用紙(約4g)を入れる場合、50g以内に収まる枚数の目安は以下のとおりです。

  • A4コピー用紙5枚+長3封筒=約25g(110円)
  • A4コピー用紙10枚+長3封筒=約45g(110円)
  • A4コピー用紙11枚+長3封筒=約49g(110円)

2024年10月の料金改定により、25g以下と50g以下の区分は統合されました。現在は、50g以内であれば一律110円で送れます。以前よりも、同じ料金で送れる枚数が増えています。

定形外郵便の場合

定形外郵便は、角2封筒(240mm×332mm)やA4封筒などを使い、A4用紙を折らずにそのまま送る方法です。規格内(34cm×25cm×3cm以内)と規格外に分かれており、料金体系も異なります。

角2封筒の重さは約15~22g程度です。規格内の料金は以下のとおりです。

  • 50g以下:140円
  • 100g以下:180円
  • 150g以下:270円

A4コピー用紙(約4g)と角2封筒(約15g)を組み合わせると、重さの目安は以下のようになります。

  • A4コピー用紙5枚+角2封筒=約35g(140円)
  • A4コピー用紙20枚+角2封筒=約95g(180円)

クリアファイルを使う場合は、約20~25gが加わります。そのため、重量区分が変わりやすくなります。送料を抑えたい場合は、クリアファイルを使わないか、封入する枚数を調整することが大切です。

クリアファイルやホチキスの重さも忘れずに

郵便物の総重量を計算するとき、見落としやすいのがクリアファイルやホチキスなどの付属品です。どちらもわずかな重さですが、重量区分の境目では料金に影響することがあります。

クリアファイル1枚の重さは約20~25gです。また、ホチキスの針1本は約0.02gですが、複数ページをとめる場合は数本使うため、合計で約0.1~0.4になります。

たとえば、49gの郵便物に20gのクリアファイルを加えると、総重量は約69gになります。すると、定形郵便では送れなくなります。このように、わずかな差でひとつ上の料金区分になることがあるため、正確に計測することが大切です。

郵送コストを削減するためのポイント

郵送コストを抑えるには、品質を落とさず、重さを軽くする工夫が欠かせません。用紙の選び方や発送方法を見直すことで、コストを大きく下げられる可能性があります。

フォークリフトと用紙

大ロットで印刷・発送する

印刷物を大ロットで発注すると、1枚あたりの単価を抑えやすくなります。WAVEの主力商品であるチラシ印刷や中綴じ冊子印刷でも、部数が増えるほど単価が下がる仕組みです。

また、発送作業を外部に委託する場合も、大量発送によるスケールメリットが働き、1通あたりのコストを抑えやすくなります。年間を通して定期的に発送する場合は、まとめて発注することで、作業とコストの両面で効率化につながります。

連量を一段階落とす(軽量化)

用紙の連量を一段階下げると、重さを軽くできるため、送料の削減につながります。たとえば、コート紙110kgをコート紙90kgに変更すると、1枚あたり約1.4g軽くなります。

5枚ほど発送する場合でも、この差によって重量区分が下がり、送料を抑えられることがあります。ただし、用紙が薄くなると質感や耐久性も変わるため、用途に合った連量を選ぶことが大切です。

WAVEでは、豊富な用紙ラインナップを用意しており、重さや質感の相談にも対応しています。無料の用紙サンプルを請求すれば、実際の厚みや手ざわりを確認したうえで発注できます。

紙のサイズを工夫する

A4サイズの情報量を保ちながら、紙のサイズや折り方を工夫することで、コストを抑えられます。たとえば、A4サイズを三つ折りにして長3封筒に入れれば、定形郵便で送ることができます。

また、情報を整理してハガキサイズに変更すれば、郵便料金をさらに抑えやすくなります。A4サイズを折らずに定形外郵便で送るより、定形郵便やハガキサイズを活用したほうが、送料を大きく削減できる場合があります。

配送業者を比較検討する

郵便以外にも、民間のメール便やポスティング業者を活用することで、発送コストを抑えられる場合があります。発送数や形状に応じて、適した配送方法を選ぶことが大切です。

たとえば、数千通を超える大量発送であれば、メール便を使うことで1通あたりの単価を抑えやすくなります。また、特定のエリアに集中して配布したい場合は、ポスティング業者を利用する方法もあります。

発送条件に合わせて使い分けることで、コスト削減につながります。

まとめ

A4用紙の重さは、用紙の種類によって異なります。一般的なコピー用紙は約4g、チラシやパンフレットに使われる連量のコート紙やマットコート紙は約5~7gです。

1枚あたりの差はわずかでも、1,000枚単位になると数kgの違いになります。そのため、持ち運びや配送時の負荷にも大きく影響します。

イベント配布やポスティング、大量のDM発送を行う際は、事前に総重量を計算しておくことが大切です。作業のしやすさも変わってきます。

郵送コストを抑えるには、封筒やクリアファイルを含めた総重量を正確に把握し、重量区分を意識して発送計画を立てる必要があります。

あわせて、用紙の連量を一段階下げる、紙のサイズを工夫する、配送業者を比較するといった方法も有効です。品質を保ちながら、コストを抑えやすくなります。

WAVEでは、チラシ印刷や中綴じ冊子印刷をはじめ、多種多様な用紙を取りそろえています。重さや質感に関するご相談も承っておりますので、まずは無料の用紙サンプルをご請求ください。印刷のプロとして、お客様の発送コスト削減をサポートいたします。

WAVEでは、印刷物に合わせた最適な用紙選びやデザイン・印刷に関するご相談を承っております。用紙選定やコスト対策でお困りの際は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事は2012年3月14日に公開したものをリライトしています。