チケットを作る際、掲載情報のレイアウトが大切なポイントとなります。限られた紙面のなかで、どれだけ伝えたい情報をわかりやすく記載することができるかが重要です。
そこでチケットのレイアウトのポイントについて割引チケットと入場券を例にご紹介していきます。
理想的なチケットのレイアウトとは?
一口にチケットといっても、割引チケットや入場券、引換券など、その目的や用途はさまざまです。最適なチケットのレイアウトは目的や用途によっても大きく異なります。
伝えたい情報をすべて記載しつつ、印象に残るようなデザイン性の高いものが理想的なレイアウトです。チケットのなかには手元に半券が残るタイプもあります。イベントが終わったあとも思い出として楽しめるレイアウトにするといつまでも手元に残してもらえるでしょう。
レイアウトを考える上で大切なことは、必ず使用者の目線で記載する情報を検討することです。
チケットの記載情報に間違いがあれば、トラブルを招く事態になります。場所や日時などの基本情報は、細心の注意を払って間違いのないように表記するようにしましょう。
割引チケットのレイアウトのコツ
割引チケットの場合、最も大切な情報は「何がどれだけ割引きになるか」です。これらがわかりやすく伝わるレイアウトになるよう具体的なレイアウトのコツや注意点を見ていきましょう。
割引内容を明記する
レイアウトを考えるときには「何がどれだけ割引きになるか」を一目で分かりやすくすることが大切です。
割引率など伝えたい情報を強調させるために、文字の大きさを大きくしたり、色を変えて目立たせるとよいでしょう。中央に大きく配置したり、斜めにするのもよいですね。文字の大きさは全体の半分、または1/3ほどの面積を使うとひと目で認識できるでしょう。
わかりにくい表現や記載ミスはトラブルの原因となります。割引額や割引率など大切な情報は誰がみてもわかりやすくはっきりと記載するようにしましょう。
有効期限を明記する
割引チケットがいつまで利用できるのか、有効期限をしっかりと明記することも大切です。有効期限は割引率ほど大きく記載する必要はありませんが、お客様にとっては大切な情報です。小さくても目につきやすいように文字の色を変えたり、太さを変えたりといった工夫があるとよいでしょう。
有効期限は下段に記載されているものをよく見かけますが、割引内容の近くにレイアウトするのもおすすめです。
写真やイラストを掲載する
割引対象になるものの写真やイラストを配置することで、「なにが割引になるのか」一目で分かりやすく訴求効果も高いチケットとなります。
また、写真やイラストを掲載することでアイキャッチ効果が得られ、目立たせることもできます。写真やイラストを掲載する際は、全体の雰囲気にあわせて大きさや色を考えることが大切です。
限定数を表記して訴求する
先着順など割引対象が限定である場合は、トラブルを防ぐためにも必ずその旨を記載しなくてはなりません。数字の部分だけを大きくレイアウトすると目立ちますし、「○名様限り!」「先着○名様」という具体的な記載があると、より限定感が伝わります。
これらの情報がどのように配置できるかを事前にしっかりと確認してからデザインに取りかかりましょう。
入場券のレイアウトのコツ
入場券には入場の際に引き渡してしまうものもありますが、入場券として作成するなら、ミシン目で切り取ることができて半券が手元に残るタイプのものがオススメです。
切り離す部分をできるだけ小さくして、手元に残る部分を大きくすると写真や文字をレイアウトしやすくなります。
イベントや展示会の内容が分かるビジュアル要素
使用者の手元に残る部分には、イベントや展示会の内容が分かる写真等を掲載すると、記念として保管してもらいやすいでしょう。会場や日時などは簡潔に見やすく配置します。
イメージの統一
ライブやコンサートチケットでは、レイアウトとともにアーティストをイメージできるデザインやイメージカラーで作成するなどデザインも工夫することが大切です。
入場券を手にした人が喜ぶような、また手元に残ったチケットを何回も見直したくなるようなレイアウトを目指しましょう。
まとめ
チケットを制作するときには、レイアウトのコツやちょっとした注意点を頭に入れておけば、受け取り手に喜んでもらえるチケットに仕上がります。
まずは掲載すべき文字や画像、イラストを決めます。そのうえで、それらの大きさや色合いなどを考えながら配置していくと、簡単にチケットが作れます。
なお、作成時にはあくまでも受け取り手の目線に立ってレイアウトすることを忘れないように気をつけましょう。実際に手にした際の印象はもちろん、伝えたいことがきちんと記載されているか、見やすいかなどの点に注意してレイアウトの工夫を凝らしてみてください。
受け取り手がなにを感じ、どう利用するのか。用途を踏まえながら最適なレイアウトをみつけ、受け取り手に喜んでもらえるようなチケットを作成しましょう。
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