みなさんはプリンターで宛名を印字し終わった年賀状を重ねた際に、他の年賀状にインキがついてしまった経験はありませんか?私は自宅で年賀状を作成するときには、いつも年賀状を汚してしまい苦労します。。。

オフセット印刷の場合は、一度に大量の紙を印刷し重ねていきます。どうして上下の印刷物にインキがべったりとついてしまわないのか不思議ですよね。今回はその理由をみなさんにご説明します!

裏移りを防ぐためのパウダー

通常のオフセット印刷機では、印刷した紙は排出され上に積み重ねられていきます。
しかし印刷し終わって間もない紙はインキが乾燥していませんので、そのまま重ねると紙の重さにより上下の紙にインキがついてしまい汚れてしまいます。これでは全く商品にならずお客さまにお渡しすることができません(ノ_・。)
この上下の紙にインキがついてしまう状態を裏移りと呼んでいます。

これを防ぐため紙が印刷機内の印刷部を出た後に、少量のパウダーを印刷面に均一に散布します。

パウダーの成分は澱粉等の微粉末

パウダーの成分は澱粉等の微粉末です。このパウダーにより紙と紙の間に隙間ができてインキの付着をある程度防ぐことができるのです!

澱粉と聞くと食べられそうな気がしますが、あまりお勧めではないそうです…(*´ー`)

データ上でも裏移り対策を

ご入稿データの濃度が高い場合、裏移りが発生する可能性は高くなります。データを作成の際には、コート紙の印刷データはCMYKの合計が320%以下に、マットコート紙の印刷データはCMYKの合計が300%以下になるよう調整をしてくださいね。

濃度オーバー、データの調整方法についてはこちら