ラーメン店や焼肉店、パン屋など飲食店の店頭でよく目にする「のぼり」。宣伝や集客を目的に多く利用されています。
しかし同じ飲食店でも、それぞれの店舗によってのぼりに掲載する内容や効果的なデザインは異なるものです。そこで、飲食店ごとに効果的なのぼりの制作ポイントをご紹介していきます。
目次
飲食店の集客のためののぼり活用
集客や店舗・商品の認知のため、飲食店の「のぼり」にはおすすめメニュー/商品や「営業中」など店舗・商品の情報を掲載します。
例えばランチの時間帯、飲食店が営業中かどうか遠目には判断しにくいですよね。店の前に「営業中」「ランチやってます」などのぼりを設置するだけで、集客効果が期待できます。
さらにランチメニューや値段を掲載し来店を促します。数種類ののぼりを用意できる場合にはサラダやドリンク、デザートなど、それぞれのおすすめ内容を入れるのもよい方法です。
また、お弁当やパンなどの移動販売にのぼりを設置することは大変有効です。「お弁当販売中」など遠くからでも目につきやすい内容にして集客しましょう。
では、飲食店を例に、具体的な作成のポイントをご紹介していきます。
デザイン例1)【ラーメン店ののぼり】
ラーメンは老若男女を問わず、人気の食べ物です。その理由として、お手頃価格で満腹感と満足感が味わえるというところではないでしょうか。
一口にラーメンといってもしょうゆ、とんこつ、みそ、塩などスープはさまざまです。ラーメン店ののぼりには、お店イチオシのメニューや自慢の味をしっかりと明記することがポイントとなります。ラーメンの写真を掲載し「食べたい!」と食欲をそそるデザインがオススメです。
ラーメン店ののぼりの色は、黄・黒・赤など、目につきやすく店舗の雰囲気を演出できるものがおすすめです。赤や黄は「中華」「ラーメン」というイメージで、どの年代でも入りやすい雰囲気を演出できます。黒を使うと、男性的または高級感のある雰囲気となりますね。
数種類ののぼりを設置して豊富なメニューをアピールするのも効果的です。小さな店舗や路地裏に店を構える店舗が多いラーメン店でも店の前にのぼりを設置する事で、見つけてもらいやすくなります。
デザイン例2)【カフェののぼり】
カフェののぼりの場合、「スタイリッシュでおしゃれ」「ナチュラルでくつろげる」「レトロでなつかしい」など、カフェの雰囲気が伝わるように工夫します。雰囲気に合った文字やフォントの選定が重要で、のぼりには文字情報を入れすぎず、ごちゃごちゃとした印象にならないことが大切です。
合わせてコーヒーやケーキなど、おすすめドリンクやスイーツの写真やイラストを積極的に取り入れてみてはいかがでしょう。のぼりの色味は温かみのある茶系やベージュ系の色味もおすすめです。
モーニングやランチを実施していれば、朝はモーニングののぼりを、昼にはランチののぼりを設置してもよいですね。
デザイン例3)【和食店ののぼり】
和食店といっても、とんかつ、すし、そばなどさまざまな店舗があります。そのため、お店で何が食べられるのかを明確にしなければなりません。のぼりには、おすすめメニューと一緒にイラストや写真などを載せるとより伝わりやすくなります。
のぼりは白・紺や紫など、落ち着いた色合いが一般的です。春は桜色、冬は暖色系など、四季に合わせた色味にするのもいいですね。書体は筆文字等、和風の温かみのあるものを選ぶとよいでしょう。
また、そば・弁当のようにおすすめメニューごとにのぼりを設置すると、より集客効果が高まります。また、テイクアウトや弁当販売がある場合は、「お持ち帰りできます」などのぼりでわかりやすくアピールするのもおすすめです。
デザイン例4)【洋食店ののぼり】
洋食店が提供するメニューは多様ですが、各店舗でメインとしているメニューがあれば、のぼりにはパスタやピザ、ハンバーグなどイチオシのメニューを載せます。
「食べたい」という意欲をかきたてるためのポイントはキャッチコピーと写真にあります。
「トロトロ卵のオムライス」「アツアツマカロニグラタン」「濃厚デミグラスハンバーグ」など、商品の特徴を表現したコピーとおいしそうな写真で強いインパクトを与え、「食べてみたい」「おいしそう」というイメージを持ってもらいましょう。
まとめ
同じ飲食店ののぼりでも、扱う料理によってフォントやのぼりの色などのぼりのデザインを変えることで集客効果が高まることがわかります。
写真やイラストなどのビジュアル表現は、視覚から入る情報量が多くなり、商品へのイメージを膨らませやすくなることでより高い集客効果が期待できます。
のぼりの色選びも重要です。歩いている人や車に乗っている人からでも目に留まるよう、周りの景色になじみ過ぎないような色使いにしましょう。また中華は赤や黄、イタリアンは赤・白・緑など、一般的なイメージカラーを使えば、認知してもらいやすくなります。
どのような人に来てほしいのかという集客となるターゲットを絞り、伝えたいお店の特徴などをふまえて集客効果の高いのぼりを作りましょう。
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