「記憶色」とは多くの人がイメージとして記憶している色のこと。夏の空の青、リンゴの赤、人の肌…と言われて思い浮かべることができる色です。しかし記憶色は必ずしも実際の色と同じであるとは限りません。

代表的な例は桜のソメイヨシノの色。ソメイヨシノの花の色はピンク色のイメージですよね。 でも実際に花びらを見てみると…思っていたより色が薄く白っぽく感じられます。 記憶色は、特徴が強調されてより鮮やかになっていることが多いからです。桜はピンク色のイメージが強く記憶の中で実際よりピンクが強調されているというわけです。 記憶色は実際の色と異なり個人によっても差がある曖昧なもの。厳密な色を伝える必要がある時には使わないほうがいい言葉ですね ヽ(´~`;