Photoshop

2018.03.15  

画像補正のきほんの「き」 その2 -種類別・色味の調整-

LINEで送る
Pocket

画像補正のきほんの「き」 その2 -種類別・色味の調整-

担当スタッフこんにちは、ハヤカワです。前回の画像補正のきほんの「き」では、ぼやっとした写真にメリハリをつける方法をご紹介しました。

そして、「被写体や、見せたいイメージによっても、補正の方法は変わる…」と言い残して終わりましたね。画像補正のコツの2回目のテーマは「シーンに合わせた色味の調整」。食べ物・建物・人物写真など、写真の種類別の具体的な補正のポイントについてご紹介していきます。

【食べ物】写真の補正ポイント

清涼感を表現するため、飲料水には青など寒色が使われることもありますが、食べ物の写真は一般的に赤などの暖色を使用するとよいといわれています。

食べ物は暖色を強調する

赤色のほか、黄色や緑色などの鮮やかさも食べ物をおいしく、フレッシュに見せるためには大切なポイントです。せっかくのホカホカお料理も、シアン(C)が多いと冷めて美味しくなさそうな印象になります。

食べ物の画像の補正のポイント

  • 全体:シアン(C)をマイナス、またはイエロー(Y)やマゼンタ(M)をプラス。彩度は高めに設定。
  • グリーン系:サラダや付け合わせの葉っぱ類はマゼンタ(M)をマイナス。
  • 白いお皿は青白になるようにイエロー(Y)をマイナス。

食べ物補正

【モデルハウス/住宅のインテリア】写真の補正ポイント

部屋の種類やインテリアによって、色味を調整します。

インテリア画像の補正のポイント

  • リビングや寝室、子供部屋:シアン(C)をマイナスしてあたたか味のある雰囲気に。
  • キッチン、バスルームなど水回り:清潔感を演出するため、イエロー(Y)をマイナスして、白い部分が青白くなるよう調整。(イエローが多いと、黄ばんで古臭い印象になります。)

リビングの補正

浴室の補正

【病院・工場】写真の補正ポイント

病院や工場では住宅の水回り同様、清潔感の演出がポイントです。黄ばんで古臭い印象を与えないように補正します。

病院・工場の画像の補正のポイント

  • 白い壁などは、青白く見えるようイエロー(Y)をマイナス。
  • スタッフや従業員など、写真に人物が含まれる場合、人物にマスクをかけて補正の影響が出ないようにする。

病院内の補正

【空・木・緑】写真の補正ポイント

シアン(C)が強めの緑は「夏の緑」、イエロー(Y)が強めの緑は「春の緑(新緑)」など、同じ緑でも印象を変えることができます。

また桜の花の場合、シアン(C)を強めに調整すると「咲き始め」の花、イエロー(Y)を強めに調整すると「散り際」の花が表現できます。

桜の補正

空・木・緑の画像の補正のポイント

  • 空の青色や、葉っぱの緑色を鮮やかにみせたい場合には、マゼンタ(M)またはイエロー(Y)をマイナス。

緑の補正

【人物】写真の補正ポイント

人物の写真は、健康的な肌色に見えるように調整します。

人物写真の補正のポイント

  • 赤ら顔の人は、マゼンタ(M)をマイナス。さらにイエロー(Y)を足した後、明るさを調整。
  • 歯や白目は、イエロー(Y)をマイナスしてすっきりと白く。(白いYシャツなども同様)
  • シワやシミは、不自然にならない程度に補正。
  • シェーディングやハイライト用のレイヤーを作成し、立体感を出すとすっきりとした小顔に。(女性のメイクと同じですね。)

人物の補正

さて、いかがでしょうか。写真全体の明るさや色味がよくなったと思いませんか?補正すれば写真はきれいな画像になる!とはいうものの、補正作業は時間のかかる作業です。

写真を自分で撮影する際には、以下の点を意識して撮影を行うようにしましょう。補正作業はなるべく少ない方がいい!

  • 画像補正の回数が少なくて済むように、照明や背景など撮影環境を整える。
  • トリミングや角度の調整がしやすいように、対象物の周囲は余白を多めにとって撮影する。

さあ、次回はついにシリーズ最終回。「トリミングと回転」についてご紹介いたします!次回もどうぞお楽しみに♪

おまけ:色味の補正ってどうやるの?

特定色域を使ったり、トーンカーブを使ったり、デザイナーの作業の様子を隣で見ていて、Photoshopすごい…とハヤカワは驚くばかり。元の画像によっても調整方法は変わってきますが、ハヤカワ的にこれならできるかも!と思って早速実践した2つの方法をご紹介します。

トーンカーブ

トーンカーブで、調整したいチャンネル(CMYK)を選択します。今回は、全体的に黄ばんだ印象を軽減させたいので、イエローに切り替えて、ハイライト(白い部分)のイエローの入力値を調整。これだけでお皿や背景の黄色味が軽減しました。

トーンカーブを使った補正

特定色域の選択

調整レイヤーの「特定色域の選択」から、白色系のイエローをぐっとマイナスへ。上記と同じく、お皿や背景の黄色味が軽減しました。特定色域の選択はレッド系やグリーン系など、特定の色を指定しやすく、直感的に調整できるので便利です。

特定色域の選択を使った補正

編集後記

「ハヤカワさん、まだまだ補正が甘いですよ。ここはイエロー引くだけじゃなくてマゼンタも…云々…」とデザイナーには突っ込まれましたが、こんな素人でも、簡単に画像の見栄えが調整できてハヤカワは感動しています。まだまだ未熟者ですので、あたたかい目で見守ってくださいますと幸いですm(_ _)m

画像補正のきほんの「き」シリーズ

LINEで送る
Pocket