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滋賀事業所の周辺も、来週には桜が咲き始めると思います!皆さんのところはいかがでしょうか?花粉症が少し治まったら家族でお花見に行きたいですね♪

過去記事では、「JPEG、GIF、PNG」、「PhotoshopEPS」、「TIFF」についてご紹介してまいりました。

今回のテーマはBMP(ビットマップ)画像です。「.bmp」という拡張子がつきます。
BMP画像は最近あまり見かけなくなった画像形式ですが、印刷のウエーブでは画像入稿に対応している形式の1つとなっています。

BMPの名前の由来

BMP画像の正式名称は、「Microsoft Windows Bitmap Image」です。名前に「Microsoft Windows」と入っている通り、Windowsが標準でサポートしている画像形式になります。

この「Bitmap」という名前の由来ですが・・・

昔は、白と黒の2値の情報のみでディスプレイに画像を表示していました。当時は1ピクセル(画像を構成する単位)に1ビットの情報量が使われており、ディスプレイのビット配置がメモリ上の配置と1対1に対応していることから、Bitmapと名づけられたそうです。

現在では、1ピクセルあたり多ビットの表現が一般的になっていますが、呼称として残っているんですね~

BMPの特徴:色について

BMPは、1ピクセルに1つの色情報を持っている単純な構造をした画像形式です。色の指定方法は以下のようになっています。

R(赤)G(緑)B(青)の3要素それぞれに、256段階(0~255)の濃度を指定します。その3要素によってできあがった1つの色情報が、そのまま1ピクセルに組み込まれます。

たとえば、白色「R:255、G:255 、B:255」、黒色「R:0、G:0 、B:0」というふうに、色情報が1ピクセルごとに設定されているということです。

RGBの色設定画像

このように、BMP画像はRGBモードでしか扱うことができません。(印刷する際はCMYKモードに色味が変換されてしまいます。)

BMPの特徴:画質とデータ容量

上の文章で説明した通り、BMPは1ピクセルに1つの色情報を持っているため圧縮されておらず、何度編集しても画像が劣化しません。その代わりにデータ容量が大きくなります。

BMPとJPGの比較画像

容量が大きすぎて、ネットやメール添付など、データ通信のために使用するには向いていないようですね・・・

最近ではJPG、PNG、GIFなど他の画像形式が代わりに使われ、BMPを見る機会が少なくなりました。

ですが、「何度保存しても画質が劣化しない」というメリットを活かせば、画像の編集中に使用したり、画像を保管する際に使ったりできますね!^^

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