「色温度」と聞くと、「色に温度がある?どういうこと??」と思ってしまいますが、色温度とはライトや太陽などの自ら光を放つものに対して使う指標です。

その光と同じ色の光を完全黒体が放射する際の温度で表すので単位はK(ケルビン)。Kはあまり馴染みがない単位ですが、℃(摂氏)に273.15を足したもの、と言うとイメージしやすいかもしれません。

私たちの身近なものの色温度を挙げると…
真昼の太陽光は5500~6500K、蛍光灯が4000~5500K、白熱灯が3000K程度です。

温度が低いほど赤っぽく、高くなるにつれ白に近付き、さらに高くなると青っぽくなります。蛍光灯に比べて色温度が低い白熱灯は、蛍光灯よりも赤みがありますよね。

色温度

印刷データを扱う私たちにとって、パソコンモニターの色温度の設定は大切です。
モニターの色温度は初期設定では9300~9600Kになっていることが多いのですが、印刷データの作成に適した色温度は5000~6500Kです。
「うちのモニターの設定、どうだったかな?」と思われた方は確認してみてくださいね。