印刷用語集

2007.10.05  

オフセット印刷

ウエーブではオフセット印刷機を使用しています。
ちょっぴり複雑そうなオフセット印刷のしくみについてご説明します。

オフセット印刷とは

オフセット印刷とは現在の印刷方式の主流として用いられる平版(へいはん)印刷のひとつです。

平版印刷とは版の凹凸を利用するのではなく、水と油の撥水性を利用した印刷方法です。
現在ではアルミ版に感光剤を塗布したPS版が主流です。

オフセット印刷のしくみ

まず始めに版面に水になじみやすい部分と水をはじく部分を作り、版面に水を付けます。
水をはじく部分には油性インキがのりますが、水がついた部分には油性インキがのりません。このようにして版をつくります。

平版の図

その版に付けられたインキをゴムブランケットなどの中間転写体に転写(オフ)した後に紙等の被印刷体に印刷(セット)するため、オフセット印刷と呼ばれます。

版が直接紙に触れないので胴の摩耗が少なく、大量印刷に適しています。
現在世界中で供給される商業印刷機の多くをオフセット機が占めています。

オフセット印刷の図

小学校のころに作った版画は、左右を逆にした逆像で版をつくりましたよね。
しかしオフセットの版は左右を逆にしていない正像です。
版からブランケットに転写したときには逆像になりますが、ブランケットから紙に印刷されるときには正像に戻るからです。

うーん、なるほど!

オフセット印刷の仕組みについて詳細はこちらは