折り加工活用法

2026.08.07  

2つ折りとは?特徴や用途、制作の際のポイントを解説

2つ折りとは?特徴や用途、制作の際のポイントを解説

チラシやパンフレットを自分で作ろうとしたとき「2つ折りが自分の用途に合っているのか分からない」「折り目がズレたり紙が割れたりして、見栄えが悪くなった」と感じたことはないでしょうか。

折り加工にはさまざまな種類があるため、どれを選べばよいか判断しにくいと感じる方も少なくありません。

2つ折りは、1枚の紙を中央で折るだけで4ページ構成にできるシンプルな加工です。ただし、タテ・ヨコの使い分けや天地の向き、折り目の処理など、仕上がりに影響するポイントがいくつかあります。

この記事では、2つ折りの基本、主な用途、制作時に押さえておきたい注意点を順を追って解説します。印刷物の発注を検討している方にも、自作でデータを制作する方にも役立つ内容です。

2つ折りとは?

2つ折り

2つ折りとは、1枚の紙を中央で半分に折る、基本的な折り加工のことです。折ることで表紙・中面・裏表紙の合計4ページが生まれ、1枚の紙でも冊子のように情報を整理した印刷物を作成できます。

データを作成する際は、折る前の展開サイズと、折り上がり後のサイズの関係を理解しておくことが重要です。

たとえば、A3サイズの紙を2つ折りにするとA4仕上がりになり、A4サイズを2つ折りにするとA5仕上がりになります。

この対応関係を把握せずにデータを作ると、折り位置でテキストが分断されたり、見出しが折り目にかかって読みにくくなったりするおそれがあります。制作前に、展開サイズと仕上がりサイズを必ず確認しておきましょう。

基本的には中央で左右対称に折りますが、折り位置を意図的にずらす「ずらし2つ折り」という方法もあります。シンプルな加工でありながら、デザイン次第で表現の幅を広げられる点も2つ折りの魅力です。

なお、2つ折りには「縦開き」と「横開き」の2種類があります。紙をタテ向きにして中央で折ると縦開き、ヨコ向きにして折ると横開きになります。完成形を先にイメージしてから展開サイズを決めることで、データ作成時の向きの間違いを防ぎやすくなります。

デザイナーへ制作を依頼する場合も、開き方を明示しておくと認識のずれを防げます。

2つ折りの印刷物の主な用途

2つ折りは、情報を整理しながら読み手に伝えたいさまざまな印刷物に幅広く活用されています。主な用途としては、会社案内パンフレット、商品リーフレット、店舗・施設の案内チラシ、飲食店のメニュー表、イベントのプログラム冊子などが挙げられます。

見開きで大きなビジュアルを展開できることも、2つ折りの大きな特長です。表紙を開いた瞬間に視覚的なインパクトを与えられるため、ブランドイメージを伝えたい会社案内や、商品の魅力を写真で訴求したい販促ツールに適しています。

また、大きな用紙をコンパクトにたためるため、ポスティング用チラシにも向いています。折らない状態では配布しにくいA3サイズの印刷物も、2つ折りにすればA4サイズになり、手渡しや郵便受けへの投函がしやすくなります。

配布のしやすさと、広げたときの見応えを両立できる点がメリットです。

「情報量は多すぎず、折らない1枚ものよりも内容を整理して見せたい」という場面では、2つ折りが役立ちます。3つ折りや蛇腹折りと比べて構造がシンプルなため、デザインの意図が伝わりやすく、読み手も直感的に開けます。

2つ折りをデザインする際は、表紙・中面・裏表紙にそれぞれ役割を持たせることが基本です。

たとえば、表紙には印象的なビジュアルやキャッチコピーを配置し、中面ではサービスや商品の詳細を紹介します。裏表紙には地図や連絡先をまとめると、読み手が自然な流れで情報を確認しやすくなります。

封筒に入れる紙を2つ折りにすると、より多くの情報を届けられる

2つ折りには、封入物をコンパクトにしながら、より大きな用紙を活用できるという実用的なメリットがあります。

角2封筒に折らずに入れられる用紙は、一般的にA4サイズまでです。しかし、A3サイズの紙を2つ折りにすればA4サイズになり、そのまま封入できます。A3サイズにはA4サイズの約2倍の面積があるため、写真や商品情報、説明文をより多く掲載できます。

情報量が多く、大きな写真も掲載できる

製品カタログや会社案内をDMとして送付する際、封筒のサイズを変えずに掲載内容を充実させたい場合に有効です。折り加工を加えることで、受け取る側に見やすく整理された情報を届けやすくなります。

封筒のデザインと揃えることでイメージアップ

たとえば、新商品の告知や複数サービスの紹介では、写真や説明文を十分に配置できることで、内容を伝えやすくなります。A4サイズでは情報を詰め込みすぎてしまう場合も、A3サイズを2つ折りにすることで、余白を確保しながら読みやすく整理できます。

さらに、封入する印刷物と封筒のデザインをそろえると、統一感のある企業イメージを伝えられます。案内状と封筒で色やロゴを合わせるだけでも、開封前からブランドの印象を高めることにつながります。

【独自アンケート】印刷物でよくある困りごと|製本方法の選び方

株式会社NEXERとWAVEが共同で実施したアンケートでは、仕事で印刷物の発注または制作に関わったことがある全国の男女121名に「印刷物を発注・制作する際に困った経験はありますか?」と質問をしました。

その結果「よくある」「たまにある」と回答した方は、合計で32.3%でした。約3人に1人が、印刷物の発注や制作で何らかの困りごとを経験していることが分かります。

また、困った経験があると回答した39名に「具体的にどのような点で困りましたか?」と尋ねると、7.7%が「折り加工や製本方法の選び方が分からなかった」と回答しています。

2つ折りはシンプルな加工に見えますが、縦開き・横開きの使い分け、天地の向き、用紙の厚みなど、制作を進めるなかで判断に迷う場面があります。3つ折りや蛇腹折りなど、ほかの折り加工と比較して迷うこともあるでしょう。

WAVEでは、折り加工の選び方や入稿データに関する相談をコールセンターで受け付けています。データ作成ガイドやテンプレートも用意されているため、初めて折り加工付きの印刷物を制作する場合でも進めやすい環境です。

アンケート引用元:https://www.wave-inc.co.jp/weblog/?p=31651

こちらの記事では、3つ折りZについて解説しています。 3つ折りZの主なメリットやきれいに折るコツも取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

こちらの記事では、蛇腹折りについて解説しています。 蛇腹折りの基礎知識や制作時の注意点も取り上げているため、ぜひあわせてご覧ください。

WAVEで2つ折りの対象となる商品・サイズ

WAVEで2つ折り加工を選択できる商品と対応サイズは、以下のとおりです。

対応サイズ

商品 対応サイズ 補足
チラシ・フライヤー印刷 全サイズ 長辺105mm・短辺55mmのA6変型相当から、A3サイズまで対応しています。
※チラシは最大A3まで対応
ポスター印刷 B3サイズ、A2サイズ A2サイズは、長辺を2つ折りにする方向のみ対応しています。
折パンフレット印刷 商品ごとの対応サイズを選択 折り加工込みのパッケージ商品で、最短で当日出荷に対応しています。

A2サイズを2つ折りにすると、A3仕上がりの印刷物になります。展開時の大きなビジュアルを活かせるため、展示会やイベントで配布するパンフレットなど、存在感のある印刷物を作りたい場合に適しています。

また、折り加工込みのパッケージ商品として「折パンフレット印刷」も展開しています。最短2営業日発送に対応しているため、急ぎの案件にも活用しやすい商品です。追加オプションで折り加工を指定する手間がなく、発注手続きを進められます。

対応商品や仕様は変更となる場合があります。発注前に、WAVEの公式サイトで最新情報をご確認ください。

2つ折り印刷物を作るときのポイント

2つ折りの印刷物を制作する際は、紙の向きと天地の方向、ずらし2つ折りの扱い、折り目部分の背割れ対策を意識することが大切です。

データ作成時は、折り目の近くに重要なテキストやロゴを配置しないよう、十分な余白を確保しましょう。文字を折り目の近くに置くと、折った際にかすれたり、途切れて見えたりすることがあります。

また、折り加工付きの印刷物は、仕上がりサイズではなく展開サイズでデータを作成することが前提です。たとえば、A4仕上がりの2つ折りパンフレットを作る場合、データはA3サイズで作成します。

仕上がりサイズで作成すると、折った後のページ構成が成立しないため注意が必要です。

WAVEではデータ作成ガイドやテンプレートを用意しています。入稿前に確認し、不明点がある場合はコールセンターへ相談すると安心です。

用途に応じて紙をタテに使うかヨコに使うか決める

2つ折りは、紙の向きによって縦開きと横開きの2通りに分かれます。どちらを選ぶかによって印刷物の印象や使い勝手が変わるため、用途に合わせて事前に決めておきましょう。

縦

縦開きは、折ったときに縦方向へ開く仕上がりです。ポスティング用チラシや見開きカードに向いており、縦長のすっきりとした印象を与えます。縦書きのテキストが多い印刷物とも相性がよいでしょう。

横

横開きは、横方向に開く仕上がりです。広げたときに情報を一度に見渡しやすいため、パンフレットやリーフレットに多く使われます。会社案内や施設案内など、内容をじっくり読んでもらいたい印刷物にも適しています。

向きを決める際は、掲載する情報の種類も判断材料になります。写真やイラストを大きく見せたい場合は横開き、テキスト情報を整理して伝えたい場合は縦開きが向く傾向があります。

掲示や展示を目的とする場合はタテ使い、手に持って読んでもらう場合はヨコ使いという考え方も参考にしてください。

縦開き時には表面と裏面の向きに注意!

縦開きで制作する際、表面と裏面の天地の向きを間違えないよう注意が必要です。向きを誤ると、折り上がったときに表裏で天地が逆になってしまいます。

タテ使いの縦開きでは、オブジェクトの向きに注意が必要です。たとえば、表紙が上を向くように配置した場合、裏面は下を向いた状態でデータを配置しなければなりません。

裏面は下

中面は正しく仕上がったものの、表紙が逆向きになっていたというミスは起こりがちです。入稿前に、展開した状態と折った状態の両方を確認し、意図したとおりにオブジェクトが正しく並んでいるかチェックしましょう。

一般的に両面印刷をするときは、表面の「上(天)」と裏面の「上」「下(地)」と「下」が同じ向きになるように印刷します。入稿データに天地の指示がない場合は、印刷会社によっては独自の社内ルール(規定)に沿ってそのまま進められることがあります。

実際に印刷して手で折り、完成形を目視で確認してから入稿すると、向きのミスを防ぎやすくなります。

ずらし2つ折りでデザインにアクセントをつけるのも効果的

折り位置を数mm〜数cmほどずらして折る「ずらし2つ折り」は、デザインに動きを出したいときに効果的な方法です。

ずらし折り

折った状態でも中面の一部が表紙から見えるため、そこにキャッチコピーや印象的なビジュアルを配置すると、読み手の興味を引きやすくなります。販促DMや、ほかの印刷物との差別化を図りたい場合に向いています。

表紙と中面の絵柄をつなげるようにデザインすれば、開いたときに大きな1枚絵が現れる演出も可能です。見た目の印象を高めながら、自然に開封を促せます。

ずらす幅によって見え方が大きく変わるため、制作段階で折り位置を十分に検討することが重要です。のぞかせたい面の見え方や、折り目によるデザインのバランスを確認したうえで入稿しましょう。

表裏で折りガイドの位置が変わります

また、ずらし折りをする場合は、データの表裏で折り位置が変わるため、注意が必要です。注文方法の詳細は、WAVEの注文ページまたはコールセンターで確認できます。

折り目部分の背割れに注意する

背割れとは、折り目部分の印刷面がひび割れたように白く線状に見える現象です。「紙割れ」と呼ばれることもあり、仕上がりの印象に影響します。

背割れが起こりやすいのは、厚い用紙を使用する場合や、折り目に濃色のデザインを配置する場合です。黒や紺などの濃い色を使うと、ひび割れが目立ちやすくなります。

折り目部分の背割れに注意

また、デザインの段階で背割れのリスクを抑えることもできます。折り目付近の色を薄くグラデーションにする、折り目に色の境界線を置かないようにするなど、データ作成時の工夫によって仕上がりの印象が変わります。用紙選びとあわせて検討してみてください。

まとめ

2つ折りは、1枚の紙から4ページ構成の印刷物を作成できるシンプルな加工です。パンフレットやチラシはもちろん、封入物の情報量を増やしたい場合や、ずらし2つ折りでデザインに変化をつけたい場合にも活用できます。

制作時は、紙の向きと天地の確認、折り目付近のレイアウト、背割れ対策を事前に押さえておくことが大切です。特に、展開サイズでデータを作成することや、折り上がり後の状態を確認することは、仕上がりの質を左右します。

WAVEの折パンフレット印刷は、折り加工込みで最短2営業日発送に対応しています。折り加工の選び方や入稿データに関する疑問がある場合は、データ作成ガイド・テンプレートの活用や、コールセンターへのご相談をお役立てください。

WAVEでは名刺・ポスター・パンフレットをはじめ、チラシ印刷や中綴じ冊子など多彩な印刷物をネット通販で承っています。デザイン制作のご相談も可能ですので、お困りの際はぜひお問い合わせください。

WAVEブログ編集部 WEBチーム

この記事を書いた人:WAVEブログ編集部 WEBチーム

普段はWebサイトの運営や改善、商品PRを担当しています。サイト運営の傍ら、新商品案内から販促・データ作成のTips、WAVEの社内情報まで幅広く執筆中!印刷やビジネスに即役立つ情報をお届けします!

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