食生活の改善提案

2025.05.01  

食生活の改善提案:その体の不調、亜鉛不足かも?

食生活の改善提案:その体の不調、亜鉛不足かも?

その体の不調、亜鉛不足かも?

皆さん、毎日の食事でカルシウムや鉄が不足すると、さまざまな体の不調をきたすことはもう有名ですよね。

例えば、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンの材料が鉄。鉄が少ない食事を続けていると、貧血になり、筋肉が減ってきたりして、体力が低下し、体温が下がり、感染症にかかりやすくなります。

次は、カルシウム。骨の成分であり、神経の興奮を落ち着かせる鎮静作用があり、人間の体にとって大切なさまざまな酵素が働くのに必要なのが、カルシウムです。カルシウムが不足すると、骨がやせてきて骨折しやすくなったり、イライラしやすくなったり、体のあちこちで原因不明の不調が起こりやすくなります。

そして最近その大切な働きが次々とわかってきて、大注目なのが、亜鉛なのです。今回は、アレルギー対策・風邪対策・感染症対策に、カルシウムや鉄だけでなく、亜鉛を含んだ食事を!

周りを見回してください。横で咳をしている人や風邪をひいている人がいても、まったくうつる気配のない人。そんな人、いませんか?それはきっと、「食べ物」が違うのです。いえ、「食べ方」かな?

日本臨床栄養学会の昨年の発表によると、現在日本人の10人中1~3人が、亜鉛が不足しており、いつ症状が出てもおかしくない、ということです。

そもそも、亜鉛って、人間の体の中で、どのような働きをしているの?
これが何と、亜鉛は、人間の体で大切な働きをしている300種類以上の酵素の働きを助けており、これらの酵素は、亜鉛が足りなくなると、十分に機能しなくなるのです。

亜鉛がサポートする300以上の酵素のうち、ほんの一例を挙げますと

  • 感染症にかかりにくくする免疫系の酵素
  • キズの治りを促進する酵素
  • 血糖値を安定させるインスリンの分泌
  • 子供の成長や筋肉の再生を促す成長ホルモン
  • 紫外線や自然放射線などで傷ついたDNA を修復してがん化を防ぐ酵素
  • 味覚の維持
  • 性機能の発達と維持

どうですか?不足すると「これは大変だ!」と思いませんか?

ちょっと考えてみてください。貧血です!となると、原因の大半が鉄不足。だから、「鉄が足りない」ということに気が付きやすいですよね。

でも、「原因不明の体調不良」「どこがおかしい、というわけでもないけど、疲れやすい、風邪をひきやすい、ケガがなかなか治らない、何かの病気にかかったら治るのに時間がかかる、肌が荒れてきた、アトピーが悪化した、糖尿病が悪化した、食欲が落ちてきた、おなかを壊しやすい、味が分かりにくくなってきた、・・・」などなど、亜鉛が不足すると、本当に様々な症状が発生するため、原因が「亜鉛不足」ということに気が付きにくいのです。
もちろん亜鉛が不足しているかも?と疑って血液検査をすれば、すぐにわかることですが。
長らくこういった症状に悩まされている方は、一度病院に行って、血液中の亜鉛が不足していないか、調べてもらうのも良いと思います。

もちろん、食事でとれるものですから、食生活の改善が第一ですので、「そうかも?」と思った方は、病院に行く前に、一日一食、等はやめて三食しっかりと食べる事、亜鉛を多く含む食事をとるように心がける事を、すぐ実行しましょう。

ちなみに、何を食べるか?ですが、毎日の生活に取り入れやすい食材としては、

  • 白身でない魚(サケは白身魚です)
  • 貝類(特にカキ)
  • カニ
  • 赤身の肉
  • レバー
  • 大豆製品(豆腐、納豆、油揚げ、きなこ、など)
  • ココア
  • カマンベールチーズなどのナチュラルチーズ(プロセルチーズでないもの)
  • 玄米
  • 全粒粉パン
  • ナッツ類
  • 切り干し大根
  • するめ

などになります。

亜鉛を多く含む食事

これなら、すぐにできますよね。
主菜としては、鉄をたくさんとる食事とほぼほぼ同じです。そこに、ココアやナチュラルチーズや、精製していない米やパンを加えると、完璧!おつまみ枝豆やスルメで。

疲れやすい方、すぐ病気にかかる方、キズが治りにくい方、病気から快復中の方、肌荒れがひどい方、花粉症の症状が強く出ている方、皆さん、是非、トライしてみてください。

「かくれ亜鉛不足」が相当いるらしいので、今は症状が出ていない人も、必ず食生活を見直してくださいね!
それでは、今日から早速!

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