スタッフ紹介

2013.11.22  

【印刷現場超速報~新入社員による実況見聞録~】~大きなものから小さなものまで~  大久保

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【印刷現場超速報~新入社員による実況見聞録~】~大きなものから小さなものまで~  大久保

『現場』

このたった2文字の向こうに、様々な情景が広がります。
機械の轟音、重なる印刷紙、画面に吸い付くような目、頭を悩ませる人たち。
そして、必死にメモを取り、頭を下げ、目を回しながら走る私達『新入社員』

これは、新入社員による、新入社員への突撃現場インタビューの記録です。

担当スタッフブログチーム小笠原です。オンデマンド特集2回目の今回は、広いフロアをめまぐるしく走ります。

今年春、印刷のウエーブにも、未来を夢見る若人達、次世代の担い手たる新入社員が入社いたしました。厳しい研修をたくましく乗り切り、5月には仮配属、8月には各部署に本配属となりました。

シリーズ【印刷現場超速報~新入社員による実況見聞録~】では、だいぶ仕事も覚えてきた感じが見受けられる‘新入社員’‘新入社員’がインタビューしてみよう!という企画です。

「どんな仕事をしているの?」「現場についてどんなことを思う?」など、新入社員の目線で印刷現場を実況中継しております。

※PCからアクセスの場合、下点線表示の用語はマウスオーバーマウスを重ねることで簡単な解説をご覧いただけます。

広いフロアに各種印刷機、断裁機、加工機などなど様々な機械があふれております。ここは、紙工課とオンデマンド課の共同作業場です。

巨大な無線綴じ冊子機から近年話題のデジタルオフセット印刷機「Indigo」、まるでSF映画に出てきそうな配管だらけの打ち抜き機、電子制御の精密電動カッター、これまた大型のパネル印刷機「ダースト」など、目白押しです。

オンデマンド特集第2回は、オンデマンドポスターパネルなどの印刷機を担当している大久保さんにインタビューしに来たのですが、なにやら目を細めてPCに向かっています。

デジタルオフセット印刷は、2014年6月17日をもちましてオンデマンド印刷と統合いたしました。デジタルオフセット印刷の用紙、加工オプション等はオンデマンド印刷でご利用いただけます。

~大きなものから小さなものまで~大久保

データ確認中

Q.今は何をしているんでしょうか。

大久保:今ポスターに汚れっぽい黒い点がありまして…これが元々のデータなのか確認してます。データに(黒い点は)なかったので、これは印刷時についた汚れ、ということですね。今から再印刷です。

Q.あの・・・イスには座らんのですか?
大久保:んー、すぐ向こう行くから。

Q.ポスター印刷では何を担当してるの?

大久保:印刷から断裁までです(つまり全部です)。断裁は、電動カッター幅2mほどの小型の断裁機で、ポスターなどを単体で切るためのもの。でやります。これから印刷です。PCでデータをつくったのでプリンターに向かいます。

プリンター確認中

Q.隣のプリンターも動いてるけど、2台同時に動かすの?

大久保:今は2台同時に印刷作業をしています。ポスターは基本3台同時に稼働させてます。はい、今、印刷が始まりました。出てくるまでは結構時間がかかります。
で、この間に他のポスターの検品作業をします。

筆者:想像してたより忙しいそうだね←オイ
大久保:・・・。ポスターが印刷できたので切りましょう。

Q.手馴れてますな。

大久保-断裁中-:・・・・・・・・。
シュ―――――――――――――パッ(カッターの音)
筆者:おおー。きれいに断裁線断裁するラインを示した線。で切れてますね。

大久保:ポスターは1ヵ月半、1日40枚くらい、ずっとポスターやらせていただいたので、大分慣れました。1000枚くらいやったら慣れますね。

筆者:大きいポスターだと再印刷も結構時間かかるね。今度はどうですか?

大久保-検品中-:うん、さっき汚れがあったところもキレイなんでオッケー。
(次のポスターが出るまで)・・・あと40秒。いける。(別の階へ)資料請求用のシールを届けに行きます

Q.まだ分からないことってあるの?

大久保:謎のエラー、理解しがたいエラーが発生するときがある。

データが変わるんですよ。

オンデマンド課が使用しているマニュアルより抜粋

Q.データが変わる?

大久保リッピング専用のPCを使ってデータを印刷機用のデータに変換することをリッピングといいます。作業中に何かいろいろ不具合が起きるときがあるみたいで、データが丸ごと変わってしまったりとか、色味がおかしかったりとか、最悪の場合オブジェクトがなかったりとか・・・

文字の影が無くなったり、不透明度の設定がおかしくなったり、線だけちょっとだけ薄くなってたりするのは、データがラスタライズされていないことが原因でした。

<ミニコラム>ラスタライズのススメ

コンピューターは、画像や文字を、点の座標・線や面の方程式・塗りつぶしなどの描画情報で記憶しています。印刷データは、これらが「点の集まり」に変換されていなければなりません。この変換処理を『ラスタライズ』といいます。

ラスタライズされていないデータをそのまま印刷にまわすと、特に「半透明」の効果が意図しない仕上がりになることが多くあります。

Illustratorの効果:半透明が入るエフェクトの例

エフェクト例

「比較(暗)」の効果
「焼き込み」の効果
「比較(明)」の効果
「スクリーン」の効果
「覆い焼き」の効果
「ソフトライト」の効果
「ハードライト」の効果

<ラスタライズについてのオススメページ>

>>データ作成の留意点+(プラス)その25
レイヤー分けとラスタライズの工夫(その1)
(その2)
>>ビットマップ化(ラスタライズ)の方法
>>ドキュメントのラスタライズ効果設定方法

お客様にとって予期せぬ仕上がりになってしまうことを避けるため、基本的に不具合はお客様にご報告するのみで、現場でデータを直接変えることはありません。そのかわり、不透明度やブラシパターンなどの細かいところなどをしっかりチェックし、入稿データ通りに仕上げるよう細心の注意を払っています。

大久保:(データと印刷物を見比べて)「オブジェクトが消える」など分かりやすかったらいいんですけど、「オブジェクトの不透明度が変わる」などは見つけるのが大変です。なので、DC(データチェック)の人にラスタライズされている場所を的確に聞いて、気になるところはIllustratorとかPhotoshopでチェックしたりします。

メンテナンス中

Q.他にも担当している機械はある?

大久保:今教えていただいてるのがポスターパネルステッカー。それとポスターを貼り合わせるパネル(フォト光沢紙+スチレンボード)もあります。

なのでパネルを出力しながらポスターを切って、隣でステッカーも印刷してる、みたいな状態もありえます。おのずと行動は早くなります。

ポスターも落ちると微妙に凹みができちゃったりするので、1枚1枚手で丁寧にキャッチしています。

Q.オンデマンド課について思うことは?

大久保:オンデマンド課はなんでも作れるのが楽しい。特殊な商品を作れるところがいいと思います。

ダーストと大久保

パネル等を印刷する大型のUV印刷機「ダースト」と大久保

Q.今後頑張りたいことはありますか?

大久保:オンデマンド課はCADを使って商品開発(商品開発課その名の通り、商品の企画開発やマーケティングを
行っている課。
と連携したり、サポートしたり)もするんですよ。
商品開発は悩む。何をどうしたら、もっと需要があるものが作れるかなど悩みます。例えばリボードダンボールを重ねて圧縮した紙素材。軽量で高い対湿性を持ち、ほぼ全面に印刷できる上、車が乗っても大丈夫というファンタスティックな素材。は本当に耐久性に優れていて、使わなくなったら燃やせます。そういうところを生かした商品を考えたいですね。

大きな機械をメンテナンスしたり、パソコンとにらめっこをしたり、別フロアまで小走りしたりと、めまぐるしくも面白いオンデマンド課です。
ここからどんな新商品が飛び出すのか、とても楽しみです。

次回の「印刷現場超速報」はオンデマンド特集第3弾です。

インタビュー日:9月27 オンデマンド課 大久保
ライター:小笠原

印刷現場超速報 過去記事紹介

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