弊社では、ユニバーサルデザインを推進しております。その一貫として、NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会(MUD協会)に加入し、デザイナーの育成を行っています。
高齢者・障がい者・色覚障がい者など、誰もが使いやすい印刷物、Web、サインなどを、制作を目的にしています。
ユニバーサルデザインは1987年頃、アメリカ合衆国の大学教授で建築家のロナルド・メイスによって提唱されました。ノース・カロライナ州立大学センター・フォー・ユニバーサル・デザインの所長であり、建築家でもあったメイス氏は、自身もポリオにより障害がありました。
年齢や障がいの有無、性別、国籍の違いなどにかかわらず、「できるだけ多くの人が利用可能であるようなデザインにすること」が基本コンセプトです。
「色の使い方」「文字の使い方」「デザイン」などに様々な配慮や工夫を加えることで、一般の人はもちろん、誰もが使いやすく、見やすいデザインの提供を目指します。
1.どんな人でも公平に使えること。(公平な利用)
2.使う上での柔軟性があること。(利用における柔軟性)
3.使い方が簡単で自明であること。(単純で直感的な利用)
4.必要な情報がすぐに分かること。(認知できる情報)
5.うっかりミスを許容できること。(失敗に対する寛大さ)
6.身体への過度な負担を必要としないこと。(少ない身体的な努力)
7.アクセスや利用のための十分な大きさと空間が確保されていること(接近や利用のためのサイズと空間)
老眼や白内障の中・高齢者や色覚障がいの方々などにもわかりやすい
印刷物、Web、サインなどを、制作・発注できる知識・技術を習得することを目的にしています。人間は五感(目・耳・鼻・口・手)から情報を得ています。その中でも情報の80%以上を視覚から得ていると言われています。
アクセシビリティ(接近容易性)
見えない・読めないなど、情報の入手を妨げる要因を取り除く工夫が必要。
(例:明度差をつけた配色だと高齢者にもみやすい。)
ユーザビリティ(使いやすさ)
より快適に・便利に使える使いやすさの工夫が必要。
(例:施設の案内図にトイレを表示する際、その形状や付近のアクセス情報があれば便利。)
リテラシー(読めて理解できる)
内容がより理解しやすい表現や構成による工夫が必要。(例:難しい漢字は使わない。またはルビをつける。難しい用語には説明を加える。イラストや写真を活用。ピクトラムを表示するなど。)
デザイン(情緒に訴える)
情緒に訴え、行動を誘発するデザインによる工夫が必要。MUDは、デザイン性が高いことと矛盾しない。
サステナビリティ(持続可能性を満たす品質であること)
過大なコスト負担がなく、環境に優しいものであるが必要。将来にわたって長く使用し続けられることが大切。印刷物に関する取り組みならMUDのほかに植物油インキやFSC森林認証なども挙げられる。
弊社のデザイン制作サービスでは、ユニバーサルデザイン向けのデザインをご発注いただけます。(メディア・ユニバーサルデザイン教育検定2級資格取得者在籍)
制作したデザインをMUD協会に提出し、審査を受けることでMUD認証を取得することができます。認証を取得した場合は、印刷物にMUD認証ロゴマークを印刷することが可能です。
参考サイト:NPO法人 メディア・ユニバーサル・デザイン協会印刷や弊社についてのご質問や相談など、
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